傑作キットの「A.O.Z REBOOT版ハイザック・カスタム」をディテール追加とウェザリングでさらに重厚感たっぷりに仕上げる
2025.03.16RMS-106CS ハイザック・カスタム(A.O.Z RE-BOOT版)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)
今回はA.O.Z RE-BOOT版ハイザック・カスタムあるいは“隠れハイザック”です。長年プラモデル作ってると「この設計気合入ってんなー」と感じることがたまにあります。今回のキットがそうで、基のデザインのイメージの再現、パーツの分割方法を工夫して組み立てやすく設計されていたり、合わせ目が目立たないように段落ちモールドが施されてあったり。完成度が高いので気になった所だけ手を加えていこうと思います。
■頭部
ふてぶてしい面構えをよく表現できていると思います。仮組みしてみるとモノアイカメラが下に埋没しているようでしたので、市販品の丸パーツとレンズパーツで再現し直し、位置も1mm上に移動。内部パーツを仕上げ塗装したあとで、マスキングテープで保護して頭部パーツの合わせ目を処理しました。動力パイプは左右に切り分けて塗装後に後ハメできるようにしました。
■胴体
腰周りのアーマー裏をパテで埋めて、フロントアーマーは左右に切り分けただけです。
■腕部
袖口と手甲間の隙間が気になったので1mmのプラ板を貼って隙間を埋めました。
■脚部
太モモ上部の動力パイプ側面の肉抜き穴をパテで埋めました。ヒザ裏のパイプは左右がつながっているので可動軸のあたりまで切れ込みを入れて、一見して左右独立しているように見せかけました。スネの外側に向いたバーニアが成型の都合なのか、縁が斜めになっているような気がしたので、削り取って市販の丸パーツに替えました。
■オプション類
バックパックのメインバーニアも成型の都合なのか縁が斜めになっているので、付け根から平らにして市販のバーニアパーツに替えました。
ビーム・ランチャーの合わせ目の段落ちモールドはパテで埋めて消しました。撃つと真ん中から割れそうと余計なことを考えてしまったためです。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”
RMS-106CS ハイザック・カスタム(A.O.Z RE-BOOT版)
製作・文/おれんぢえびす
HGUC ハイザック・カスタム(A.O.Z RE-BOOT版)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3080円、受注終了●1/144、約12cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
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© 創通・サンライズ
おれんぢえびす
月刊ホビージャパンを支えるベテランモデラー。大胆なディテールアップと形状アレンジで個性ある作品を生み出す。