リアライズモデル「ブレードライガー」レビュー作例!最低限の基礎工作でキットの長所を増幅!
2025.03.15基礎工作のみで見映えアップ! キットの長所を活かしたシャープなブレードライガー
リアライズモデルの第1弾を飾るブレードライガー作例も到着! 可動や組み立てやすさを重視しつつ、1/100スケールに凝縮されたメカモールドの密度感や、TVアニメのCGを意識したシルエットの本キットを、自称HJのゾイドハンターであるモデラーのヨクが最速キットレビューを実施した。構造を大きく変えることはせず、キットの仕様そのままに、細部のディテールアップや塗装のための工作に抑えて、アイテムの良さを増幅させた作例として製作。カラーレシピ、最小限の手を加えるポイントを製作の参考にしてみてほしい。
■カラーレシピ
ホワイト=GGXホワイト+コバルトブルー(極少量)
ブルー=(上記ホワイトを下地)コバルトブルー+ホワイト+パープル+色ノ源シアン
胴体グレー(明)=サーフェイサー1500 グレー+サーフェイサー1500 ブラック+ウッドブラウン
胴体グレー(暗)=上記グレーにサーフェイサー1500 ブラック+色ノ源シアン
キャップ=サーフェイサー1500 グレー
ブラック=サーフェイサー1500 ブラック+サファイアブルー
キバゴールド=ブロンド+ホワイト(少量)→クリアゴールド
ツメゴールド=(ブラウンを下地に)スーパーゴールドIIレーザーブレードゴールド=(ブラウンを下地に)スーパーリッチゴールド
■新生!!
タカラトミーの新規プラキットシリーズでブレードライガーが登場しました! これまでと異なり、「キャラクターモデル」としての側面を強調した仕様で、さまざまな製品をよく研究した成果をゾイドに落とし込んだことが伝わってきます。組み上げただけでも充分に満足できるキットですが、さらに隙を無くす方向で製作しました。
■頭部
複座式となっており、パイロットフィギュアを取り出すためにキャノピーが大きく開くようになっています。可動に支障が出ない程度にプラ板で埋めて、隙間が目立たないようにしました。
側面のタテガミ裏側には一部肉抜きがあります。内部にディテールが彫られていますが、奥深くまで塗装するのは大変なので、ディテール入りのプラ板で埋めました。
■胴体
一部合わせ目を消し、脚の付け根にあるポリキャップにプラ板を貼り付けて塗装できるようにしています。ブースターの噴射口は厚みがあったので、ウェーブのU・バーニア フラット[長方形]のサイズが合うものを貼り付けてシャープにしました。合わせて上下に付いているフィンも先端に向かって薄くなるよう削っています。尻尾は節ごとに可動するものを製作する予定だったのですが、期間的に太さや保持力がちょうど良いものを作れず断念。いつかリベンジしたいところ。
■脚
コンプリッションリフリジェレイター裏側に肉抜きがあるので、プラ板でフタをします。足の裏側にも肉抜きがあるので、こちらもプラ板で埋めました。
■レーザーブレード
アーム基部とレーザーブレードに肉抜きがあったので埋めました。パルスレーザーの砲口にはコトブキヤの丸モールドを接着して再現。また、レーザーブレード先端がやや角が取れた形状をしているので、シャープ化させています。
■塗装
キットの仕様がアニメに寄り添った内容だと感じたので、アニメでバンが使用したブレードライガーをベースに塗装。基本はMr.カラーを使用し、スミ入れのみタミヤのエナメル塗料を使っています。
■終わりに
今回改めてブレードライガーのデザインに触れ、向き合ったことで「ここをこうしたい!」という製作意欲が湧き上がってきて、モデラーとしての本能を刺激されたような気がします。「ライガーは1体にしてならず!」ということで、私的な作品としてでも良いのでもう一度ブレードライガーを作りたいですね。

タカラトミー 1/100スケール プラスチックキット“リアライズモデル”
RMZ-001 ブレードライガー
製作・文/ヨク
リアライズモデル RMZ-001 ブレードライガー
●発売元/タカラトミー●4950円、発売中●1/100、約26cm●プラキット
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©TOMY ©ShoPro
ヨク
ゾイドをはじめとしたキャラクターキットを手掛けるゾイドハンターもとい、中堅モデラー。