「HG ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)」作例!キット仕様を活かした基本工作でワンランク上の完成度を目指す
2025.03.14
ZGMF-MM07 ズゴック【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年4月号(2月25日発売)
各部シャープ化とディテールアップでワンランク上の完成度に
インフィニットジャスティスガンダム弐式を秘匿するための仮初の姿である「ズゴック」が待望のHGキット化。本体は完全新規造形によるもので、劇中のようなダイナミックなアクションを可能としながらも、インフィニットジャスティスガンダム弐式が内蔵されているような“遊び心”が機体各所に盛り込まれている。キットレビュー作例は哀川和彦が担当。キット仕様を活かしつつ、細部のシャープ化とディテールアップでワンランク上の完成度を目指している。
HG ズゴック(SEED FREEDOM Ver.)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3520円、発売中●1/144、約13.5cm●プラキット
▲内部にMSを1体隠している設定だけあり、他の機体よりもひとまわり大きい印象。特徴的なフォルムを再現しつつも、外装の分割部に装甲同士が噛み合っているようなデザインアレンジが加わっている点にご注目いただきたい。作例はモノアイを、裏にラピーテープを貼ったウェーブ「H・アイズ」に交換することで光を反射するようにした
▲バックパックのフォランテスはHGCE インフィニットジャスティスガンダム弐式と共通のものが付属
▲胸部のダクトフィンは削り込んでシャープ化し、フィンの1枚1枚が別パーツに見えるようにしている
▲ヒザの白いパーツは下端がカットされているので、プラ板を貼り足してから整形して形状を補完した
▲足首関節パーツは後ろ側の軸穴をプラ板とエッチングパーツ(ハイキューパーツのジーレップ)で塞いでいる
▲ヒザアーマーの凹モールドは塗り分けを考慮してプラ板で別パーツ化
▲フォランテスは垂直尾翼の翼端や後部カウルの縁を削り込んでシャープ化
▲キットには劇中でストライクフリーダム弐式を庇ったシーンを彷彿させる頭部ダメージパーツが付属。モノアイスリットから内部のインフィニットジャスティス弐式のフェイスが覗く。作例は映像を参考にミサイルの弾頭部をカットして撃ち尽くしたあとのように整形し、ダメージ塗装を施した
次ページ──内部、腰部等
ⓒ創通・サンライズ
哀川和彦(アイカワカズヒコ)
細部まで行き届いた丁寧な工作と製作スピードの速さで、主に最新キットのレビューなどを担当する中堅モデラー。
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