令和に復活したマシーネンの醍醐味“フォトストーリー”2本をつまみ食い! 抜粋元の「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の特色とあわせて長寿連載の魅力に迫る
2025.02.18
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の特色
プロモデラー・MAX渡辺氏と
『マシーネンクリーガー(Ma.K.)』の
原作者・横山宏氏による
「月刊ホビージャパン(HJ)」の人気連載
「Ma.K. in SF3D」は2010年3月号よりスタート。
2018年からは連載内容を掲載順に収録する
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」が刊行された。
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」は連載時の誌面をそのまま掲載せず、読みやすく資料価値の高い本となるよう再編集されている。
本記事では連載時と異なる点を例に挙げ、
さらにvol.5から追加されたフォトストーリーを
2本掲載する。
どこから始めても楽しいマシーネンクリーガーの世界へ
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」とともに足を踏み入れてはいかがだろう。
連載時の記事を再編集
MAX渡辺、横山宏両氏による連載
「Ma.K. in SF3D」は2025年1月で16年目に突入。
同連載は模型誌の中でもとりわけ作例の数が多く、
当日まで何体持ち込まれるかわからないスリリングな状態で撮影に臨むこともある名物連載でもある。
それゆえ多彩な作例がせめぎ合う高密度な誌面になっているが、
掲載写真の一部が小さくなってしまうこともあった。
連載を掲載順に収録している「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」では
そのような事態に対処すべくvol.1から連載時よりページ数を増やして構成。
vol.5では、連載当時5~6ページだった記事を7~9ページで再構成している。
いつも作例とともに
連載していた
フォトストーリーが復活!
2月14日(金)に発売された
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」vol.5からは、
それまでの「ARCHIVE」になかった『Ma.K.』の新規フォトストーリーを掲載している。
HJ 1982年5月号から『SF3D』
という題名で連載がスタートし、
第1回から担当編集者・市村弘氏が、
横山氏が製作した近未来のSFモデルを撮影した写真に対するショートストーリーを書いた。
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この“フォトストーリー” はファンの大きな支持を得て、
一大ブームとなった『SF3D』の人気の要因のひとつにもなった。
現在連載中の「Ma.K. in SF3D」では
横山氏が1/35グラジエーターに乗りかかるグローサーフント(HJ 2024年8月号掲載)を製作した際、ぜひこれをストーリーにしてほしいと連載やマスプロダクト製品の解説を書いているKATOOO氏に依頼。
快諾したKATOOO氏は横山氏のアイデアをヒアリングしたり過去に自身で書いた機体設定を深化させたりしながら、ほぼ毎回フォトストーリーの執筆を担当している。
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」vol.5ではこういった連載の新たな動向を取り入れ、各回の扉ページの特撮写真をモチーフにした9編の新規フォトストーリーを収録。
「扉ページ」とは毎回の連載の1ページ目に使われている大きな写真のページのことで、登場する機体の使用状況を横山氏とMAX氏が思案し、カメラマンに要望を伝えて特撮写真が完成する。
この特撮写真にはアングルや光源が違う別カットも撮影されており、扉ページの写真とフォトストーリーで違う写真が使用されている記事もある。
そのあたりも含めて、
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」vol.5に収録の2016~2017年の特撮写真に新たに紡がれたストーリーから
『Ma.K.』の世界観や空気感を堪能していただきたい。
>>新規フォトストーリーを2本公開!>>
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UNICORN>>
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