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模型用拡大鏡「ホビーグラス」がバージョンアップ!より緻密な模型製作が楽しめる、“スリム”になったバージョンの仕様をチェック

2026.03.24

月刊工具 模型の入り口はいつの時代も工具から。 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

「ホビーグラス」がさらに薄く! 軽く! “スリム”に!

ホビーグラス スリムのメイン画像

 メガネの上からかけられ、跳ね上げ機能を持ち、マイルドな度数で長時間の作業にも対応、何より“細部が見える”ようになる「ホビーグラス」がバージョンアップして帰ってきています。細部が見えることで精密な模型が、精密な工作が、そして精密な塗装が楽しめる……かもしれない、そんな世界を「ホビーグラス スリム」で覗いていきましょう。

解説/けんたろう、月刊工具スタッフ

ホビーグラスとは?

 ホビージャパンが開発する模型用の拡大鏡(ルーペ)。模型を拡大して見ることができるので、作業箇所が見えやすくなります。メガネの上からもかけられるように設計されており、どんな人でも使用可能。そして跳ね上げ式なので取り回しも良く、“使いやすい”が売りになっています。


新バージョン“スリム”の仕様をチェック

ホビーグラス スリムのイメージ画像
▲ フレーム形状はオーバル型とスクエア型の2種、各2色で4つのデザインがあり、各デザインに倍率が1.6倍、1.8倍と2種のモデルがあります(計8種類)。好きなデザインの物を選びましょう
ホビーグラス スリムの全体画像1
ホビーグラス スリムの全体画像2

▲ フレームはナナメの軸で折りたたまれる構造で通常の眼鏡より、さらにコンパクトになります。専用のケースも付属しているので、場所を取らずに持ち運びや収納をすることができます

拡大鏡部分のスペック自体は以前のホビーグラスと同じで、1.6倍、1.8倍の2種。1/35スケールキット(原寸大表示)を各倍率で見るとこのように拡大されます
※画像はイメージです

ホビーグラス スリムの拡大イメージの画像1
▲ ルーペなし
ホビーグラス スリムの拡大イメージの画像2
▲ 1.6倍
ホビーグラス スリムの拡大イメージの画像3
▲ 1.8倍

けんたろうインプレッション!

 けんたろうも以前のバージョンを愛用しています。単体で使用してもいいのですが、メガネの上からかけられるというところが気に入ってます。精密作業に限らず、ちょっと集中して見たいものがあるときによく使います。比較的倍率もマイルド、かつ跳ね上げることもできるので、強すぎるメガネにありがちな疲労感とも遠いのが魅力です(※個人の感想です)。
 なんて、通販番組みたいなレビューを書きましたが、バージョンアップしてより軽く、そしてコンパクトになって、ますます長時間の使用と持ち運びに使える! 新しい部分にも注目です。

ホビーグラス スリムの装着イメージの画像1
ホビーグラス スリムの装着イメージの画像3
ホビーグラス スリムの装着イメージの画像2

「ホビーグラス」で細かい作業にチャレンジ!

小スケールの「艦船模型」と「エッチングパーツ」

 精密模型の定番、艦船模型とエッチングパーツは拡大鏡と相性抜群です。プラパーツを付けるところも見えやすくなること、そしてエッチングパーツ(金属)はパーツの切り離しのナイフ作業が見えやすくなるのがうれしいところです。ホビーグラスなら長時間作業もお手の物なので、グラス側の性能を試すために艦船模型を作ってみるのもいいかもしれません

艦船模型の画像
資料めくりのイメージ画像
艦船模型の製作の画像1
艦船模型の製作の画像2
艦船模型の製作の画像3

▲ 金属とプラパーツの接着時には伸ばしランナーで接着剤の塗布をコントロールします。ピンセットでつまんでエッチングパーツの端に接着剤を塗布するのですが、拡大することで接着剤の付着の有無もはっきり見えます。手すりを外側ギリギリに寄せるのか、甲板の色の境目に置くのか、といった接着箇所の判断と作業もしやすくなります

艦船模型の製作の画像4
艦船模型の製作の画像5
艦船模型の製作の画像6

▲ 組み立てが必要なエッチングパーツに拡大鏡は効果を発揮します。折り曲げるポイントがはっきり見えるのでピンセットでつかむ場所を把握しやすくなります。プラパーツが進歩した現在でもスケールモデルではエッチングパーツが主流な部分があるため、スケールモデラーには大きく役立ってくれることでしょう


マスターボックスのミニチュアモデル「英独・騎兵2体 遭遇戦闘シーン」を製作!

 2体の騎馬兵の決闘というパワフルさに惹かれていたマスターボックスの1/35スケール「英独・騎兵2体・遭遇戦闘シーンWW-I」を製作します。ホビーグラスを使ってその迫力にどこまで迫れるか、頑張って作ってみましょう。

英独・騎兵2体 遭遇戦闘シーン WW-I

●発売元/マスターボックス●3740円、発売中●1/35

How to use

英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像1
▲ 組み立てに塗装に、ホビーグラスはかけっぱなしで使えるのが良いところ。デスクライトも近づけて明るくすると、さらに細かく見ながら作業することができます
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像2
▲ 早速顔の塗装をします。ランナーに付けたままなら頑強な持ち手の代わりになります
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像3
▲ 目の塗装や眉毛など、かなり頑張ってみたのですが……どうでしょうか? 拡大鏡で見えるがゆえに納得いくまでこだわりたくなってしまいます
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像4
▲ 着ている服のモールなど、細部の塗り分けもホビーグラスならしっかりと判別できます。こうしたキット彫刻のよさが確認出来るのも楽しいですね
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像5
▲ 塗布する箇所を間違えると塗料が溶けてしまう接着剤もピッタリ合うところを狙って塗布できます
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像6
▲ 駆け抜ける馬は単体では立たないので、ベースを用意します。といってもメモリつきプラ板に薄く色を塗って、シュミレーションゲームの地面のようなイメージにしました。真鍮線を通し、馬と接着して固定します

完成!!

英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像7
英独・騎兵2体のプラモデルの製作の画像8
▲ 完成。ホビーグラスなら1/35スケールのフィギュアの塗装も頑張ればいけるぞ、という感覚になります。ただ視覚が強化されても、腕が急に強化されるわけではない……というのも事実。ただ過去イチの迫力が出せた! という喜びはありました

まとめ

 ルーペは見えなくなった人が使うもの……というイメージでホビーグラスを見るのはもったいない。より見えることで、模型作業でできることがひとつは増えます。その第一歩にホビーグラスは最適ですし、長時間の作業でも使える性能は作業のお供として末永く使えること間違いなしです。今回のホビーグラススリムはクレアレンズのため、レンズ越しの色味も変わらず、塗装時も問題ありません。
 自分も長年使って、より精密作業が得意になった……というのは個人の感想かもしれませんが、はやいうちから使っておくと技量の向上にも一役買ってくれるでしょう。昨今パーツの精密化がどんなジャンルでも進んでいますし、とてもオススメです!

ホビーグラス スリム

●発売元/ホビージャパン●各8800円、発売中

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