HOME記事ガンダム「HGUCジ・O」を大胆にアレンジ!磁石を使用した開閉ギミックや肩の隠し腕、スラスターユニットの増設にも注目!【機動戦士Zガンダム】

「HGUCジ・O」を大胆にアレンジ!磁石を使用した開閉ギミックや肩の隠し腕、スラスターユニットの増設にも注目!【機動戦士Zガンダム】

2025.02.24

PMX-003 ジ・O【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

▲肩アーマーは上面ユニットを分割して隠し腕に。内部に市販ジョイントパーツを仕込み可動化。先端のスラスターユニットはプラ板の箱組みでスクラッチ。ビーム刃を差し込めるようにした

▲キットのビーム・ライフルの他に、より大型の専用ライフルをジャンクパーツとプラ材からスクラッチして用意した
▲隠し腕は可動部を新造。マニピュレーターは3指すべて可動できるようにした。ビーム・ソードをしっかりと保持することもできる
▲スネのモールドは切り取って、市販角プラパイプより新造して作例オリジナル設定のビーム・ランチャーに。磁石による可動軸で展開し、収納時はしっかりとスネに固定される

▲リアスカートアーマーは外装を3分割して、ルーバー状に開くようにオリジナルアレンジ。開閉軸には磁石を使用している

▲バックパック中央のスタビライザーはシルエットを変えずに、プラ板や市販パーツでより大きくスクラッチ
▲作例オリジナルで取り外し可能な大型スタビライザーを製作。市販のライフルパーツやプラ材を組み合わせている

 ども、かいんです。『Z』のラスボスを製作です。もう20年前のキットですね。基本的工作は押さえつつ、かなり遊ばせていただきました。

■まさかの4本腕(イヤ6本か)
 肩天面の張り出しからサイドアーマー、スラスターまでのラインが昔から「腕」に見えてまして、今回実際に「腕」にしてみました。キットパーツを切り離し、関節を仕込んで隠し腕に。展開してビーム・サーベルが出るようにしてみました。収納状態ではまったくノーマルに見えるよう気をつけました。

■さらに隠し武器
 スネアーマーの謎の涙型の膨らみ。ここに隠し武器として小型のビーム・ランチャーを仕込んでみました。本体は市販角プラパイプより。磁石による可動軸で展開します。

■プロポーション変更
 今回は太モモで4mm延長した以外はキットのままです。

■ディテール
 スジ彫りの追加、フィニッシュシートの貼り込み、エッチングパーツの埋め込みなどをメインに行ってます。リアアーマーを切り欠いて中にメカパーツを仕込むのは定番ですが、装甲を開口したままなことに違和感を覚えましたので、今回は開口部の装甲を3分割して、ルーバー状に開くようにしてみました。開閉軸には磁石を使用しています。

■テールスタビレーター
 かなり大きめのテールスタビレーターを、ジャンクパーツとプラ材から製作。実際はスラスターだけで対応可能となったことで廃案になったという脳内設定です。

■ライフル
 元設定のライフルのデザインを参考にしつつ、ジャンクパーツとプラ材から少し大きめのものをスクラッチしました。

■各部スラスター処理
 数も多く地獄の作業wですが、ここをスルーするわけにはいきません。今回は以下の処理で対応しました。
・全体をスラスター色に塗装(今回はパーカーガンメタリック)
・エナメル塗料のエアブラシ吹きにて内壁の色を塗装(ノンマスキング。色は今回は白)
・はみ出し部分を溶剤で拭き取り
・底面にフィニッシュシートのカーボン柄を貼り付け
 厳密にジャストサイズでなくても、ラインがビシッとまっすぐになるので仕上がりはきれいになります。

■デカール
 肩とスネのデカールは今回用に作り起こした自作デカールです。実はキット発売当時にキットレビューをさせていただきました。20年以上の時を経てまた黄色い魔神と相まみえることとなり感慨深いものがありました。

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”ジ・オ使用

PMX-003 ジ・O

製作・文/かいん(firstAge)


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ⓒ創通・サンライズ

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かいん(firstAge)

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