HGUC「ボリノーク・サマーン」をディテールアップとモノアイの発光で良キットをさらに引き立てる!【機動戦士Zガンダム】
2025.02.23PMX-002 ボリノーク・サマーン【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)
ディテールアップとモノアイの電飾でワンオフ機をさらにドレスアップ
パプテマス・シロッコがジュピトリス内で完成させた3番目の機体、ボリノーク・サマーン。強大なニュータイプ能力を持つ、少女パイロット、サラ・ザビアロフが乗る機体である。放送当時もキット化に恵まれなかったが、TV放送から40年を目前についにHGUC化。最新フォーマットで誕生したHGUC ボリノーク・サマーンは、プロポーション、パーツ構成など、文句の付けどころのない完成度となっている。作例は唯一ともいえるトップヘビーゆえの重量バランスの悪さを軽量化により解消する工作を施し、ワンオフ機をイメージした細かなスジ彫り、モノアイの発光表現など、良キットをさらに引き立てるアプローチを試みている。
PMX-002 ボリノーク・サマーン
パプテマス・シロッコが開発した偵察・索敵を主目的としたモビルスーツ。頭部はレドームとなっており、複数のセンサー類を内蔵。左腕にもレーザー・センサーを備えている。右腕の専用シールドは格闘用の他に、内蔵されたビーム・トマホーク兼ビーム・サーベルはそのままビーム・ガンとしても使用できる。
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ⓒ創通・サンライズ
澤武慎一郎(サワタケシンイチロウ)
船やSFもの特撮ものを製作するマルチモデラー。電飾やディオラマも手掛けるなど幅広いテクニックと知識を持つ。