HOME記事ガンダム最強の可変MSたる傑作機「MSZ-006 Zガンダム」 MG Ver.Kaにさらにアイデアを盛り込んで密度感アップ!【機動戦士Zガンダム】

最強の可変MSたる傑作機「MSZ-006 Zガンダム」 MG Ver.Kaにさらにアイデアを盛り込んで密度感アップ!【機動戦士Zガンダム】

2025.02.15

MSZ-006 Zガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2025年3月号(1月24日発売)

ディテールにプラスワンを盛り込み、さらに情報密度を上げる

 モビルスーツ開発における群雄割拠の時代といえるU.C.0087年。グリプス戦役は地球連邦軍(ティターンズ)、エゥーゴ、アクシズの三つ巴の戦いとなり、それぞれの工廠で新たに開発されたモビルスーツやモビルアーマーが次々と戦場に投入された。なかでもアナハイム・エレクトロニクス社とエゥーゴが開発に成功したMSZ-006 Zガンダムは、ガンダムMk-IIからもたらされたムーバブル・フレーム技術、リック・ディアスのガンダリウムγ合金などが盛り込まれ、最強の可変MSとしてエゥーゴに勝利をもたらした傑作機といえる。作例はZガンダム最新キットとなるMG Ver.Kaを使用。現時点で最高レベルのZガンダムキットのディテールにプラスワンのアイデアを組み込むことで、さらに密度感のあるZガンダムを完成させた。

MSZ-006 Zガンダム

 アナハイム・エレクトロニクス社が、奪取した地球連邦軍のガンダムMk-IIのムーバブル・フレーム技術やエゥーゴのリック・ディアスを参考に開発した可変モビルスーツ。高い機動力と攻撃力を備え、カミーユ・ビダンの能力も相まってグリプス戦役最強の機体となった。MA形態であるウェイブライダーは、単体での大気圏突入が可能で、大気圏内でも運用が可能となっている。

▲MG ゼータガンダム Ver.Kaは、設定画稿のスタイリング、シルエットを極限まで突き詰めた、現時点で最高レベルのZガンダムキットといえよう。ウェイブライダー形態への変形もストレスなく楽しめ、またウェイブライダーのシルエットもこれまでにない完成度となっている。作例では、この傑作キットのディテールにプラスワンのアイデアを加え、キットストレート組みとは一味違った、さらに密度感のある仕上がりとなっている

【カラーリングデータ】

白=コールドホワイト+アルティメットホワイト(1:1)+ウルトラマリンブルー数滴
青=コバルトブルー+ブルーグレー(6:1)+蛍光ピンク数滴
塗り分け青=アイスコバルトブルー
赤=ハーマンレッド+フレイムレッド(5:1)+蛍光ピンク数滴
フレーム=パーカーガンメタリック、ヘキサガンメタリック、ヘキサブラックなど使い分け
黄=オレンジイエロー
デカールはキット指定の貼り付け位置を参考に、kaine@storeのものを使用

▲頭部はアンテナをシャープ化。左側に赤いラインデカールを貼り、アクセントとしている
▲ホホ当てやアゴの下側をカット(写真左がキット素組み)。わずかだが小顔化した

▲コックピットハッチは設定通り青い胸カバーも同時にせり上がる仕組み。赤いコックピットカバーの先端にはモールドを彫り込み、底面に緑のカラーシールを貼ってセンサーに見立てている

▲キットは差し替えなしの完全変形を実現しているが、MS形態でのアクション性能はご覧の通り。劇中で見せたさまざまなアクションポーズを楽しめる

▲キットにはビーム・ライフル、シールド、ビーム・サーベル(腰サイドアーマーに内蔵)、グレネード・ランチャーカートリッジが付属。それぞれ本体に合わせたカラーリングで丁寧に仕上げ、デカールワークで彩っている

次ページ──ウェイブライダー形態や製作文

ⓒ創通・サンライズ

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かいん

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