ジリジリヒリヒリ凄腕ハッカーはルール無用で安くない女･･･

　アオシマ文化教材社のV.F.G.（ヴァリアブルファイターガールズ）にて展開する『マクロスΔ』戦術音楽ユニット“ワルキューレ”より、5人勢ぞろいの折り返しとなる第3弾アイテムとして毒舌凄腕ハッカー「レイナ・プラウラー」が登場。ワルキューレで一番のミニマムボディを一部新規造形で再現し、専用カラーのVF-31A カイロスがセットになっている。レイナ推しのDAISANによる作例は、仕上がりのきれいさを重視して合わせ目を丁寧に処理し、塗膜保護やスムーズな可動のために関節部のすり合わせを行って完成させた。

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▲ ドクロロボはワルキューレライブビジュアルで描かれたもの。首と腕、脚が可動するのである程度のポージングが可能

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はじめに
　ワルキューレメンバーではレイナが推しメンのDAISANが製作を担当させていただきました。レイナ本体とVF-31A、付属の小物類とかなりの物量があります。すべて同時進行だと塗装の際の持ち手を刺すスペースが足りなくなるので、それぞれ分けて作業しました。

レイナ
　レイナ本体は腹部と太ももパーツの合わせ目が目立つので、それぞれ流し込みタイプの接着剤で溶着して合わせ目を処理しました。また、腹部パーツの塗り分け部分にはスジ彫りを追加して、マスキング塗装をしやすいようにしました。太もものブルーとグリーンのパーツはグリーン側の合わせ目を処理したあとに内部のダボを削って後ハメ加工しました。各可動部は渋みが強かったりギシギシしたりする部分があったので適宜調節しています。特に腰部両サイドのボールジョイントは軸が細くねじ切れやすいので、ボールの径を小さく削っています。小物類はストレート組みです。レイナ本体の下地処理が終わった時点で塗装して最終仕上げまで進めました。

VF-31A
　VF-31Aは変形キットなので、各可動部の渋み調節や変形時の塗膜擦れ対策がメインとなります。塗膜の厚みを考慮してその部分を塗膜分削るという作業ですが、それでも限界があるので「やらないよりはやったほうがマシ」というレベルの対策になります（汗）。

塗装レシピ
髪の毛緑 ＝ ルマングリーン＋クールホワイト
レイナスーツの青 ＝ キャラクターブルー＋パープル＋クールホワイト
レイナパーソナルカラー緑 ＝ ルマングリーン＋スカイブルー＋クールホワイト
薄青 ＝ スカイブルー
黒 ＝ MSファントムグレー
エンジンカバー等 ＝ 焼鉄色

　フレーム部分は成型色のままです。塗膜は少しでも薄くしたいので、レイナもVF-31Aもサフレス塗装です。塗装の前にメタルプライマーを塗布して少しでも塗料の食い付きがよくなるようにしています。バルキリー塗装といえばマスキング作業ですが、調色した緑とビンままのスカイブルーは隠蔽力が高いカラーなので、白系ベースのバルキリーよりは楽でした。今回はとにかく小物の塗装が大変でしたが、これはこつこつと地道に進めるしかなかったです（汗）。
　デカール貼りはマークセッターとマークソフターを使って地道に貼っていきますが、面積の大きいデカールから貼っていくのがセオリーとなります。マークソフターを使うとデカールが軟化して一時的にシワシワになりますが、そこは慌てず触らずで自然乾燥させましょう。生乾き状態になる頃にはそのシワは消えてますから♪

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