特殊造形工房A-L-Cの「Tama3」が創り出す、美しくも悲し気な幻想的世界観「記憶装置 鯱・花骨」
2025.01.20人が冬に抱く、孤独感や寂しさを具現化したかのような幻想的風景を作り出したのは、H.M.S.初登場となるTama3氏。朽ち果てた遊具が変化した巨大な鯱、全身を覆う花びら、美しくも悲し気な作者独自の世界観をじっくりお楽しみいただきたい。
はじめましてTama3です。
『死~再生』 の 『~』 の部分を重点に創作を長い間続けてきたように思います。
今回の作品も「ロマンチックが死んでゆく」
という喪失感を胸に抱いての制作スタートになりました。創作の過程でさまざまな葛藤がありましたがなんとか完成させることができて良かったです。
撮影時、カメラマンさんに自身でも気が付いてなかった作品の“♡”の形を超俯瞰位置から見つけてもらえた時完成時には味わえなかった充足感が胸一杯に広がってとてもうれしかったです。
学生時代に衝撃を受けた雑誌 『S.M.H.』の流れを汲む『H.M.S.』のコーナーに私の作品が掲載されるという…とても緊張しましたがもの凄い機会をありがとうござました!
スクラッチビルド
記憶装置 鯱・花骨
製作・文/Tama3
「H.M.S.」シリーズ書籍
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Tama3(たまみ)
特殊造形工房A-L-C所属。絵、立体の自主創作を続ける。
https://alc.ninja-web.net/TAMAgallery2019.html