いまマシーネンの1/35キットが楽しい! 横山宏&MAX渡辺によるパックレーテ、グローサーフント、P.K.A.作例の高精細3Dスキャンも見逃すな!【Ma.K.in SF3D】
2025.01.14シュトラール軍 ヒューマノイド型無人邀撃機 グローサーフント・シュトラール軍 装甲戦闘服H0~1型 P.K.A. 製作/MAX渡辺
■いくら何でも時間が経つのが早過ぎる(汗)
こんにちは♪ トレーニングもダイエットもイマイチ停滞中の模型芸人MAX渡辺でっす!! エ!? もう12月ってどういうことです? 新手の詐欺ですか!? 忘年会が詰まり過ぎて、コレじゃトレーニングもダイエットもどうにもなりませんよ(キレ気味の見苦しい言い訳)とか言いつつ楽しく散歩して模型塗って、チョット仕事して幸せです♪ 今回から「1/35を楽しもう♪」連続企画ということで、コレまでも作ってきたスーツ複数体構成のヴィネットをやってみましたぞ。
■1/35『Ma.K.』ヴィネットのススメ
あえて具体的なストーリーは作らず、シチュエーションを提示して雰囲気を楽しんでもらうタイプのヴィネットです。これまで3作品、自然の中を行軍するスーツを作ってきましたが、今回は市街地戦を想定。連日、国際ニュースで報道放映される瓦礫と化した街の1シーンをイメージしました。世界各地では未だ悲惨な戦闘が続いてるけど、戦争は模型の世界だけでいいよね、ホント。
■模型展示会に飾ることを想定
見る人の視点を考えて、角材でかさ上げし、作品を高い位置にセットします。ベースを傾かせているのは、あえて不安感、焦燥を鑑賞者に抱かせるため。バックになる廃墟は坂の途中にある想定で、土台を斜めに設定し、壁の梁は垂直を出しています。スーツに身を包んでいても、どこから敵が攻めてくるかわからない恐怖感、緊張感を高めるための演出です。P.K.A.だけだと構成が平凡になりがちですが、高さのあるグローサーフントがいることでメリハリが生まれ、絵的に面白くなったかと思います。散乱した瓦礫は、グレーの塗料を混入して固めた石膏ボードを細かく砕いたもの。歪んだ鉄骨(?)はH型のプラ材をひねったものです。割られて吹き飛んだ窓枠に残るガラスの残滓は、崩れた瓦礫だけだと単調になりがちなシーンにアクセント、スパイスとして効きますね。とにかくできる限り、小さなスペースでシチュエーションを表現すること、徹底した時短モデリングにトライしました。皆さんの参考になると嬉しいです。
海洋堂1/35スケール プラスチックキット
シュトラール軍 ヒューマノイド型無人邀撃機 グローサーフント
シュトラール軍 装甲戦闘服H0~1型 P.K.A.
製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、堤啓介
ARTPLA ヒューマノイド型無人邀撃機 グローサーフント(3機セット)/ARTPLA P.K.A.(3機セット)ブレーメンP.K.A.
●発売元/海洋堂●6600円(グローサーフント)、2750円(P.K.A.)、発売中●1/35、約9.7cm(グ)約5cm(P)●プラキット●原型/谷明
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