2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第8戦 第56回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿 レポート【2024 ロードレースプレイバック③】
2024.12.3010月26、27日の両日にわたって鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレースシリーズ最終戦、MFJグランプリ。ST1000、ST600クラスではすでにチャンピオンが確定していたが、軽量級のJ-GP3クラス、そして最高峰のJSB1000クラスはポイントスタンディングが接近。この最終戦で王者が決定するということで、多くのレースファンが会場につめかけ、手に汗握る接近戦を堪能した。
(取材/夏目健司、写真/大西としや)
※本記事の内容は2024年10月時点のものです。
J-GP3クラス予選
J-GP3クラスは前戦のスーパーバイクレースin岡山を終えた時点でランキングトップに立っていたのは3年連続チャンピオンの#1尾野弘樹(ホンダ P.MU 7C GALESPEED)。しかしランキング2番手の#3若松怜(ホンダ・JAPAN POST docomo buisiness TP)とはわずか2ポイント差で、予選から両者の走りに注目が集まった。逆転チャンピオンを目指す若松は7周目に2分17秒032を記録してポールを獲得する。対する尾野も予選2位で食い下がるものの、タイム差は0.943と開いていた。若松が有利と思われる展開だが、混戦必至の同クラス。ライバル勢も表彰台の頂点を狙い、今まで以上に激しいレースが展開されそうだ。予選3位には唯一KTM駆る#5高杉奈緒子(TEAM NAOKO KTM)、そして4位には今回のレースで引退を表明した大ベテランの#10徳留真紀(ホンダ・MARUMAE MTR)が続いた。