量産機カラーとなったHG「ギャンシュトローム(ヒルダ機)」を製作! 後ハメ化やネオジム磁石での接続ポイントも解説【機動戦士ガンダムSEED FREEDOM】
2025.01.08ZGMF-2027/A ギャンシュトローム(ヒルダ機)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2025年2月号(12月24日発売)
プロポーション調整と定番工作でアップデート
ヒルダ・ハーケンが搭乗する「ギャンシュトローム」。アグネス機と形状は変らないが、パーソナルカラーが施されたアグネス機とは異なりこちらは量産機カラーになっている。キットはアグネス機から成型色を変更したもので、バックパックは大気圏用のものが付属。nikhによるキットレビュー作例は、下半身を中心にプロポーション変更を行い、全体的に定番工作で精度を高めている。
■ヒルダ姐さんのギャンです!
映画を観てから(うおお…作例やりたいなぁ…)と思っておりましたが、やっと『SEED FREEDOM』の作例を担当できました。SEED世界のギャンも騎士然とした素敵なデザインですね。キットは良好な出来なので、基本ストレート組み&ちょっとだけ好みで改修して仕上げてみました。
■工作について
ヘルメットと一体成型のマスクを切り離し、シャープ化しつつ内部パーツ側に接着。アゴは好みで削り込んで小型化しています。後ハメ加工も行いましたが、これは無理やり気味なので自己責任で。表情を変えたくて、キットよりひとまわり小さいモノアイを自作して奥側に設置。クリアーパーツを使用して顔を覗き込むとレンズが睨みを利かせているようにしています。繊細で無機質な印象になったと思います。
上半身のボリュームに下半身がやや負けているように見えたので、股関節と足首関節にスペーサーをはさんで各ブロックの位置関係に余裕を持たせ、簡易的にボリュームが増したように見せています。
■カラーリングについて
ヒルダ機は制式採用の量産機カラーということで少し渋めにしたく、設定画を基に若干落ち着いた色合いになるように調色しました。以下レシピです。
本体薄紫=エイザーブルー+ガルグレー(少々)
本体紺色=ブルーFS15050+ガルグレー(少々)
本体白=クールホワイト+ガルグレー、エイザーブルー(ともに少々)
つま先などの濃いグレー=MSファントムグレー
バックパック青=シャロウオーシャンブルー
関節部濃いグレー=RLM75グレーバイオレット
関節部薄いグレー=ガルグレー
バーニア黄色=バーチャロンカラー コーラルオレンジ
目立つ装甲裏は水性ホビーカラーのダークグレーで塗り潰しました。
■作り終えて
かっこいいですね、ギャンシュトローム! 立体になるとなおよいです。素立ちさせてよし、ケレン味あるポーズを付けてもよし。気にいったので宇宙用バックパック装備も作りたいなあ…と思いました。再生産お願いします! それではまた、nikhでした。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードコズミック・イラ” ギャンシュトローム(ヒルダ・ハーケン専用機)使用
ZGMF-2027/A ギャンシュトローム(ヒルダ機)
製作・文/nikh
HG ギャンシュトローム(ヒルダ・ハーケン専用機)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3190円、受注終了●1/144、約13cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
©創通・サンライ
nikh(ニキ)
工作精度、色使い、オリジナリティあふれるアレンジなど、“作品”としての見せ方に長けた新鋭モデラー。