伊万里市制施行70周年イベントで「ウルトラトーク」&巡視船いまり体験航海! 小森陽一が故郷に立つ【コモリプロジェクト】
2024.12.21 コモリプロジェクトHP
Youichi Komori Official Web(y-komori.net)
皆さん、こんにちは。コモリプロジェクト代表の小森です。ようやく秋を感じられるようになってきましたね。読書にスポーツ、食欲もありますが、皆さんはやっぱりホビーの秋でしょう。大いに腕を揮ってください。
昨年のこと、故郷の市役所に勤めている級友から連絡をもらいました。「市政70周年を盛り上げるために力を貸してほしい」と。これまで講演の依頼や観光大使の打診などありましたが、すべてお断りしてきました。故郷への想いがちょっと捩じれており、ずっと背中を向けてきたのです。詳しいことは省略しますが、楽しいこと、苦しいこと、悔しいことがごちゃ混ぜになっていて消化しきれずに来たのです。しかし、今回は違いました。素直に(引き受けよう)という気持ちになったのです。それだけ歳を取ったということかもしれませんが(笑)。
小森陽一の『陽』の一字を取って『陽心塾』と名付けられたイベントは、
●大学生や市民を招いて伊万里焼の窯元さんともの創りの対話する。
●桜井浩子さんを招いてウルトラトークを展開する。
●海上保安庁の巡視船、PL87「いまり」で伊万里湾を周回。
という三機軸で進められました。
焼き物の里、大川内山で行われた窯元ツアー、その後のアフタートークは時間をオーバーする勢いで展開しました。名村造船所内で行われた桜井さんとのトークショーは大いに盛り上がり、会場内は立ち見の人だかりでした。そんな光景を眺めつつ僕の胸に去来していたのは、(子供の頃に憧れたヒロインとこうして故郷で話をする日が来るなんて……)という不思議さでした。怪獣に親しみ、やがてもの書きになり、椅子を並べて語り合う。今思うと点ではなく、すべては線で繋がっていたんだなと感じます。それは一足先に巡視船いまりを見学させていただいた時も同じでした。偶然にも海上保安庁を舞台にした物語を描き、取材のなかで多くの人達と触れ合い、やがて故郷の名を冠する船が誕生するなんて……。本当に驚きです。もの創りの歴史に名を連ねるひとりとして、なんと幸せな人生だと思います。もしかするとそんな感謝の気持ちが、いつしか背を向けていた故郷に心を開かせてくれたのかもしれません。
話を聞いたり、イベントに参加したり、船を見たりした子供達が、やがて成長していく上で何かのスパイスになってくれたらと願わずにはいられません。
伊万里市制施行70周年
企画/伊万里シティープロモーション推進課
プロデュース/フライトギア
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