プレバン「HG ジム・スパルタン」をカメラアイの電飾と細部ディテールアップで仕上げる【ガンプラ ジムギャラリー】
2024.12.15RGM-79S ジム・スパルタン【BANDAI SPIRITS 1/144】●nishi 月刊ホビージャパン2025年1月号(11月25日発売)
今回はHG ジム・スパルタンの製作となります。プロポーションの変更などは特になく、主にディテールアップとカラーリング変更、およびメインカメラの電飾がメインとなります。キットとしての出来は非常に良好で、ディテールの密度やパーツ構成デザインも申し分なしです。
■改修点
ディテールアップパーツはデータを含め3Dプリンターで製作(今回初挑戦)。0.数mm単位で構成されるパーツを複数使用する場合、手作業ではさすがに限界があるので、導入に踏み切ってみました。また、そのキットに合わせた専用の寸法で作れるわけですから、基のデザインを崩さず自然に情報量をコントロールできるので、非常に有効な方法ですね。
電飾はビット・トレード・ワン製の磁石スイッチ付きLEDモジュールを使用。点灯が磁石で行えるため、スイッチの場所を確保する必要がなく非常にお手軽です。また、リード線の加工もされているので、光らせたい部分をちょっと加工するだけで難しい配線作業も要らず簡単に電飾できてしまいます。ぜひお試しを!
キットを作るまで知らなかったのですが、ジム・スパルタンってメインカメラは丸いモノアイ形状だったんですね~。
ハンドパーツの握り拳と平手は編集長の秘蔵コレクションを分けていただきました。イベント限定品ではありますが、れっきとした純正キットとなります。こういったレアアイテムの使いどころってすごく慎重になりますよね(笑)。
スジ彫りは金型の性質上モールドが浅い部分を彫り直す程度で収めています。なにせこのキットはパネルラインのデザインが秀逸なので、自分でラインを追加する必要がないんですよね。
■塗装
グリーン部分にスプリッター迷彩を施し、全体のイメージはフルアーマー・ガンダムに準じて行ってみました。作る際に設定としてフルアーマー・ガンダムの随伴機なんて設定も面白そう! ということで採用。ツヤ消しに関しては少しマット感を増やしたいと思い、距離をおいて砂吹きのような状態の下地にツヤ消しコートを吹いたのですが、フッ素コート…美しく仕上がります。オレンジとグリーンは補色に近い色味としています。個人的に113系湘南色が念頭に浮かぶのですが、それはまた違うお話ですね。
4月にバイク事故で大きな怪我をしてしまい製作が滞り、関係者各位にご迷惑をお掛けし大変申し訳ありませんでした。只今完全復調! 今後も頑張りますよ~。以上nishiでした。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”
RGM-79S ジム・スパルタン
製作・文/nishi
HG ジム・スパルタン
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2420円、受注終了●1/144、約12cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム
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nishi(ニシ)
キャラクターモデラーのエース格。メカ、美少女プラキットの双方を得意とする。