「ギルティプリンセス」のエルフィーナをSF風にミキシング!?新ジャンルのギルプリを作り上げる!
2024.12.09Tony’sヒロインワークス 月刊ホビージャパン2025年1月号(11月25日発売)
ギルティプリンセス×SF ミキシングでオリジナルエルフィーナを製作
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。今回は「妖精騎士姫エルフィーナ」を使用したミキシング作例をご紹介! コトブキヤから発売されている「ルーデンス」や、その他ガールズプラモを用いて、メカディテール満載のSF風エルフィーナを製作した。可変ギミックも搭載しておりプラモデル的な遊び要素も満載。基のエルフィーナのシルエットもかけ合わせた新ジャンルのギルティプリンセス作例となった。
こんにちはニル・エットです。今回はギルティプリンセス「妖精騎士姫エルフィーナ」をSFメカ少女にアレンジしていきます。もとの妖精デザインも捨てがたかったので、羽を広げたフェアリーモードと、コマンダーモードの2パターンを組み替えできる仕様を考えました。
まず、シルエットの基本設計として、「ルーデンス」から肩アーマーを取り入れました。肩アーマーのボールジョイントをひと回り削ってエルフィーナのボディに取り付けています。脚は「FAガール 白虎」のものに変更し、取り付け軸を3.5mmに拡張しました。
エルフィーナのボディはディテールを一部パテで埋め、腰の両サイドにはアーマーを取り付けるための3mm軸を開けます。また、白虎のボディパーツの裏側にある接続部分を削り落とし、ボディにしっかりフィットさせました。サイドアーマーには「FAガール アーキテクト」のものを流用し、全体のバランスを整えました。ヘッドギアには「30MM アチェルビー」の頭部パーツを使用し、M.S.GカスタマイズヘッドAを使ってディテールを追加。ヘッドギアが可動できるように工夫も加え、頭部は30MSやFAガール 白虎のパーツを組み合わせています。
バックパックは「メガミデバイス WISM・ソルジャー アサルト/スカウト」のパーツを使い可動範囲を拡張。羽には「HG レギンレイヴ」のアームパーツの内部をくりぬき、羽に取り付けられるように加工しています。これにより、SF感を強調しつつも、妖精らしさを失わないデザインが完成しました。
今回、エルフィーナを複数のキットを使ってSFメカ少女にカスタマイズしましたが、いかがだったでしょうか。普段からさまざまなキットに触れていると、組み合わせの幅が広がり、新しい発見がたくさんあります。皆さんも自由にカスタマイズを楽しんでみてください。
■カラーレシピ
本体白=ヘキサホワイト
本体黒=ヘキサブラック
本体丸モールド=ジョイントグレー
手首、太もも青=セルリアンブルー
関節=フレームメタリック1
羽=クールホワイト→ピンクパープル→ライラック→浅葱色の順にグラデーション、クリアーシルバーでコーティング
マックスファクトリー ノンスケール プラスチックキット “PLAMAX”ギルティプリンセス GP-08 妖精騎士姫 エルフィーナ 使用
妖精機甲 エルフィーナ
製作・文/ニル・エット
新キャラクターのコンセプトはメガネをかけたコスプレ娘。近頃の週刊少年マンガ誌などのグラビアを飾るようになったコスプレイヤーさんたちが露出度の高い超ショート丈の制服に水着やランジェリーを合わせている姿をけっこう目にするようになって、そういうエロカワイイ路線もやってみたいなというギルプリらしく男の子の本能に忠実なやつです(笑)。かなり攻めてるセクシー制服系のコスチュームってやつでしょうかね。
メガネっ娘なのは普段まじめな印象だけど、コスプレをする時は大胆になってキワドイ衣装も平気で身につける的な、自分の趣味には暴走しちゃう系オタク女子をイメージしたキャラって感じです。武器もコスプレイヤーらしいアイテムが変形&合体したりするギミックが楽しいものを考えているのでお楽しみに。
イラスト・文/Tony
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
ニル・エット
月刊ホビージャパンや単行本にてガールズプラモを中心に活躍するモデラー。スクラッチから仕上げまでハイクオリティで作例を手掛ける。