HOME記事完成品TOYシュライヒ「エルドラド」シリーズの世界にハマれ!【DANGAN EXPRESS】

シュライヒ「エルドラド」シリーズの世界にハマれ!【DANGAN EXPRESS】

2024.11.11

DANGAN EXPRESS 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)

本気を出した王道オモチャがここまで進化を遂げた !?

▲ちょっとしたベースに置くだけでこうした情景が簡単に作り出せる

 ここ最近、量販店の売り場などでじわじわと存在感を増しているのがシュライヒの「エルドラド」シリーズ。シュライヒは1935年より創業したドイツのオモチャメーカーで、動物フィギュアなどで広く知られている。アクションフィギュア、合体変形などが主流であった我が国にあって、ポーズも取ることもできない固定ポーズのシュライヒはどこか「古い」印象があってあまり目立つことはなかった。しかし、ガレージキット、ガシャポンHGといったハイエイジホビーという潮流が訪れると、堅調で精緻な造形に注目が集まるようになる。そしてDCコミックスなどのキャラクターものを展開することで彩色済み完成モデルとしての魅力が浮かび上がってきたのだ(シュライヒ自体は過去に何度かDCキャラに限らずキャラクターものは展開してはいるのだが)。そして満を持してオリジナルファンタジー路線の「エルドラド」シリーズが日本展開するとともにそのポテンシャルは最大限に発揮される。イマジネーション溢れるクリーチャーデザインに、可動やオプションなどのプレイバリュー。映像などの展開がないにも関わらず、そのスタイリングと商品力だけで市場に定着したのは、近年のオモチャにしては珍しい存在でもある。シンプルなだけに遊び方、楽しみ方はユーザーに大きくゆだねられるところはレゴやプレイモビルを彷彿させる。「エルドラド」シリーズはこの3年で人気が急成長しており、コアなファン以外にもしっかりと浸透しているので、今後の展開も期待できる。またシュライヒではこの「エルドラド」シリーズ以外にも『ハリー・ポッター』の世界を再現したシリーズや王道である動物を商品化した「ワイルドライフ」、牧場の情景をプレイセットで再現できる「ファームワールド」、そして「エルドラド」に続く人気となった「恐竜」シリーズ(これがまた楽しいのだ)を展開。もちろん、シリーズのアイテムを組み合わせて「牧場を舞台に戦う恐竜とドラゴンの争いを治めようとするホグワーツ魔法魔術学校の校長先生」といったシーンを作ることだってできる。
 また、量販店で入手できるのとスグに絶版にはならなさそうなのも集めるうえで頼もしかったりする。

▲ジャングルドラゴン(左)とラヴァドラゴン(右)。すべてのクリーチャーは溶岩、氷、岩、ジャングル、影といった5つの属性を持っている(各3498円)
▲シャドウドラゴン(左)とアイスドラゴン(右)。こういうオリジナルデザインのドラゴンはグレナディアのメタルフィギュアに親しんだ世代にも深く刺さる(各3498円)
▲個人的にオススメなのがラヴァスコーピオン(3498円)。透明パーツで再現された溶岩をイメージしたテクスチャー仕上げの美しさと関節可動で、かなり遊べるフィギュアとなっている
▲今年の干支でもある東洋の竜をイメージしたゴールデンドラゴン( 3498円)。お部屋を飾るちょっとしたマスコットとしても楽しい逸品だったりする
▲5つの属性でオススメなのがアイス系と溶岩系。透明パーツがオモチャ的にそそりまくりだ。アイスジャイアント(3498円)をはじめとするジャイアント系は装備も充実
▲同じジャイアント系でもシャドウストーンモンスター(左)とストーンモンスター(右)のように属性によってパーツや装備も大きく異なっている(各3498円)

▲そしてスピンオフ的なシリーズとして注目なのが「クラッシュモービル」(各 3828円)だ。ミニクリーチャーの乗ったプルバックゼンマイで走行するビークルをぶつけるというもので、シンプルなルールが楽しかったりする

シュライヒ エルドラド 伝説の生き物

●発売元/シュライヒジャパン●発売中


▼ 関連記事はこちら

©schileich®

この記事が気に入ったらシェアしてください!

高井近志

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2024年12月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2024年11月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2024年10月号

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー