凱旋で大盛り上がりの『温泉シャーク』応援絶叫上映!! 第7回熱海怪獣映画祭レポート
2024.11.02サメの罠だ!!!
『温泉シャーク』が熱海に凱旋帰国!!
第7回熱海怪獣映画祭で絶叫応援上映!!
10月26、27日に静岡県熱海市「ホテル・サンミ倶楽部」にて、「第7回熱海怪獣映画祭」が開催された。
「熱海を怪獣の聖地に!」を合言葉に開催される本映画祭。
1日目には今月14日、89歳で亡くなったレジェンド造形師・村瀬継蔵氏が総監督を務めた『カミノフデ-怪獣たちのいる島-』を上映。続く『ゴジラ-1.0』の上映では、今年から熱海怪獣映画祭のイメージヒロインに就任した小高恵美さんがアフタートークに登場し、場を盛り上げる。
2日目は、田口清隆監督主催の「全国自主怪獣映画選手権」からスタート。今回は「EX 2004 熱海大襲撃スペシャル」と題し、東京大会で二連覇し『温泉シャーク』で長編映画監督デビューを果たした、井上森人監督の過去作品を上映した。
会場の熱気がピークに達し、満を持して始まったのは『温泉シャーク』応援絶叫上映!
『温泉シャーク』の企画・原案・製作を務めた永田雅之は熱海怪獣映画祭前代表であり、熱海生まれどころか熱海怪獣映画祭生まれのこの映画。全国で大きな話題となり、スペインの映画祭から帰ってきたサメ映画が、生誕の地・熱海に凱旋。
スペインの「サン・セバスチャン ホラー&ファンタジー映画祭」に正式招待された『温泉シャーク』は、スペインの観客を沸きに沸かせ、監督曰く「何をしゃべっても歓声があがる盛り上がり」だったとのこと。
しかし熱海の観客ももちろん負けてない! ほぼオール熱海ロケの本作は、聖地での上映ということもありシーンが変わるごとに「昨日行ったよー!」「この温泉入ったー!」の声があがり、「サメの罠だ!!!」などの名セリフ(?)は観客が声を合わせて絶叫するなど大盛り上がり。観客のサメ愛と熱海愛で、会場を揺るがすほどの熱狂を見せた。
イベントを締めくくるのは、熱海出身・長谷川圭一脚本の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年)。アフタートークでは、八木毅監督が「『ウルトラマンティガ』、『ダイナ』、『ガイア』で現場についた自分にとっては集大成のような作品」と語り、鈴木清プロデューサーは「ちょっと盛り込み過ぎたかな」と振り返りつつ、「これだけの作品をよくまとめあげた」と八木監督を労う。
『ウルトラマンガイア』高山我夢役・吉岡毅志氏は、緊張しながら挑んだ先輩たちとの現場を振り返り、「最初は『長野(博)さん』と呼んでいたんですが、『クンでいいよ』と言ってくださって。長野くんが現場を柔らかくしてくれました。つるちゃん(つるの剛士)とは元々仲が良かったけど、W変身が出来たのは嬉しかったですね」と思い出を語った。
2018年から始まり、規模も参加者もますます広がる熱海怪獣映画祭。来年もお楽しみに!