MODEROID「マジンガーZERO」参戦!メタリック塗装&ツヤのコントロールで“終焉の魔神”に相応しい重厚感ある姿に仕上げる【真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍】
2024.11.22マジンガーZERO【グッドスマイルカンパニー】●アーリーチョップ! 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)
ども! アーリーチョップ!です。今回製作したのはMODEROIDのマジンガーZERO。隆々としたマッシブな造形のキットです。造形・構成ともに素晴らしく、一部のパーツはすでに詳細な塗装・塗り分けまでされている徹底ぶり。成型色もメタリックを基調としたグロス成型で組み上げるだけでド迫力の立体が立ち上がります。が、パーツ構成的にはシンプルなはさみ込みの構成となっており、各部位ごとに合わせ目が露出する作りとなっているので、合わせ目消し作業を中心に製作しています。
■製作
基本的にほぼすべてのパーツがモナカ割りになっているので、接着しながら合わせ目にパテを盛りヤスリ掛け。関節軸など可動が絡む場所は接着剤が流れ込まないように慎重に作業します。またパーツ分割することで色分けされていた箇所は、後ハメなどを考えずにマスキングで塗り分けすることで結果的に作業数を減らすことができました。
上腕の一部やスネパーツは後ハメ・マスキング対応も難しかったので合わせ目部の装甲を一部カットし、逆側に接着することで分割ラインを変更して対応しています。また、背中のZEROスクランダーの重量に負けないように、足首内部にオモリを仕込んでのけ反り対策としました。これは塗装派、未塗装派どちらにも共通でオススメです。
■カラーリング
キットの成型色に合わせたグロス塗装だと少し「オモチャ感」があったので、メタリック色(シルバー・ガンメタ部)を若干暗めに設定し、最終的なツヤ調整を各色ごとに分けて行い重厚感を演出してみました。ちょうどよい塗料を探していて見つけたのがGSIクレオスから発売されている「リトルアーモリーカラー」で、シルバー部をパーカーガンメタリック。ブラック部をシルバーサフの上にアルマイトブラックで塗装。
ガンメタリック部は「ベルテクスカラー」のブラストダークアイアンで塗装し、両腕のブレードはパーカーガンメタリックの上からクリアーブルーでグラデーション塗装。ブラック部とガンメタ部はグロス。シルバー部はマットなど各部でツヤを変えています。
また、彩色済のパーツ(パイルダー部など)も一度塗装をはがして再塗装。元々はメタリック塗装でしたがソリッドカラーで塗り分けました。
■カラーレシピ
本体黒=リトルアーモリーカラー アルマイトブラック
本体シルバー=リトルアーモリーカラー パーカーガンメタリック
本体ガンメタ=ベルテクスカラー ブラストダークアイアン
本体金=ガイアカラー Ex-ゴールド
本体赤=108番 キャラクターレッド
本体青メタリック=GX216番 GXメタルダークブルー+50番 クリアーブルー少々
グッドスマイルカンパニー プラスチックキット “MODEROID”
マジンガーZERO
製作・文/アーリーチョップ!
MODEROID マジンガーZERO
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7500円、発売中●約15.5cm●プラキット
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ⓒGo Nagai・Yoshiaki Tabata・Yuuki Yogo/Dynamic Planning
アーリーチョップ!
キャラクター模型の仕上げに定評あり。ウェザリング/清潔な塗装のどちらの仕上げ方も得意とするマルチモデラー。