カドプラ「めぐみん」登場! 水着ボディを使って成型色を活かしたガールズプラモ製作方を解説!
2024.11.06エアブラシを使わずに全塗装したような仕上げに見せます
KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIESの第1弾「めぐみん」を製作させていただきました! パーツの精度、合いも含めてとても作りやすく、可動や造形も素晴らしいです。そしてなにより可愛い。作っていて本当に楽しいキットでした。さらにDXver.には水着ボディが付属していますが、ボディだけではなく顔パーツも丸々入っているので、冒険者服バージョンと水着バージョンでそれぞれ1体ずつ、計2体作れる仕様です。凄まじいです! あと、ちょむすけがめっちゃ可愛い。作例では簡単フィニッシュ、いわゆる全塗装せずにトップコートで仕上げる製作ですが、さらにひと手間ふた手間加えることで、全塗装と比べても見劣りしない完成度を目指しました。
基本工作からトップコートまで
まずは基本工作からです。冒険者服は腕の一部に合わせ目があるので、流し込み接着剤でサッと合わせ目を消します。水着ボディ含めて太もも部分はムニュ着で時間をかけてしっかり処理します。パーツ磨きは、服は400~600番のスポンジヤスリを使用しました。フェイス含む肌は傷が残りやすいので、1000~4000番ほどできれいに仕上げています。トップコートはMr.スーパースムースクリアー つや消しを使用しました。しっかり振って塗料を攪拌させてからパーツにツヤが出るように吹きかけて、湿度が高くない部屋で乾燥させることで、しっとりとしたツヤ消し感を出せます。
コートしてからひと手間
ガンダムマーカーのリアルタッチマーカーとぼかしペンで陰影を付けていきます。水着ボディの腹部など、見映えがする部分に効果的です。陰影を出したいおへそや影になる部分に点々とマーカーを塗布し、それをぼかしペンで滲ませていきます。単色ではなく、複数色使うことで色味に幅が出て、発色がよくなります。冒険者服も右脚の包帯やマントなど、それぞれに合わせた色味でぼかすことで退色表現や自然なスミ入れができるようになります。フェイスパーツはタミヤウェザリングマスターでチークを入れ、再度ツヤ消しコートをしたあとで水性ホビーカラーのクリアーで瞳にツヤを加えました。
KADOKAWA ノンスケール プラスチックキット“KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES”「この素晴らしい世界に祝福を!3」めぐみん DXver.使用
めぐみん
製作・文/コボパンダ
KADOKAWA PLASTIC MODEL SERIES「この素晴らしい世界に祝福を!3」めぐみん DXver.
●発売元/KADOKAWA●9900円、発売中●約15cm●プラキット
ガールズプラモスタイル#04
2200円(税込)
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Ⓒ2024 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば3製作委員会
コボパンダ
スジ彫りやプラ板工作の精度が高く、塗装テクニックも幅広く、キットレビューからHow toなど多岐にわたって活躍。