横山宏&MAX渡辺による『Ma.K』ニンジャ作例4連発! 全日本模型ホビーショー発表のウェーブ製Ma.Kキットも紹介
2024.11.14Ma.K. in SF3D/シュトラール軍 月面用反重力無人強襲偵察機 ニンジャ【ウェーブ 1/20】 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)
[Ma.K.in SF3D]EXPLANATIONS Vol.129
シュトラール軍 月面用反重力無人強襲偵察機 ニンジャ
文/KATOOO(レインボウエッグ)
ニンジャはクラッフェンフォーゲルを月面用に改修した無人強襲偵察機です。初出は月刊ホビージャパン2021年5月号。横山先生がウェーブ製1/20クラッフェンフォーゲルを改造しました。相違点は頭部に後付けした高性能索敵シーカー、首元と動力ユニットの追加装甲、フリーゲ/カウツ型のアンテナ兼スタビライザー。プラキットは19パーツのみの追加です。わずかな違いで印象が異なるのは慣れ親しんだ頭部のフォルムが変わったこと、アンテナ兼スタビライザーの斜めのラインが加わったことだと考察します。漢字で例えると「千」が「禾」になったような(笑)。スタビライザーの可動でさらに印象が変わるのも魅力だと思います。この新型機は「ニンジャ」という名称も重要なファクターなので横山先生にお話を伺いました。
「改造作例の完成直後に、鉄製のクレーテやノイスポッターを作った小川君に見せたら『忍者みたいですね』と言うので、全世界共通語の『NINJA』をコードネームにしました。ニンジャっていうバイクがあるじゃないですか。最近、そのニンジャのキットを買って、この名前はバイクに乗ってる人が忍者の気分に浸れていいなあと思ったんですよ。この月面クラッフェンフォーゲルを『NINJA』という名前にしてよかったと再確認しました」
改造作例から3年ほどでプラキット化されたニンジャですが、これまでの無人兵器に俊敏、静粛、無慈悲といった忍者のイメージがさらに加味されているように思えます。横山先生やMAX渡辺さんの作例を見ると、そのカラーリングや赤影のようなマスク、ドクロ、ジャック・オ・ランタンのマークなどからも「少し派手で忍者っぽくないけどすごいやつ」というギャップ萌えを感じ、ニンジャがどんどん好きになってしまうのです。
「全日本模型ホビーショー」で発表されたウェーブ『Ma.K.』新作キットを一挙紹介!!
2024年10月12日~13日に東京ビッグサイトで開催された「第62回全日本模型ホビーショー」でウェーブが新作『Ma.K.』キットを発表した。P.K.A. Ausf E アイスムジーク(EISMUSIK)は「Ma.K.B.D.」(大日本絵画刊)に掲載された月面用P.K.A.の新名称で初のプラキット化となった。9年ぶりの再販となるA.F.S.はMk.IとMk.IIの2体セットとして発売。アイスムジークとA.F.S.は横山氏による完成作例が披露された。ボディ内装を再現したS.A.F.S.[シェルオープン]の本体部も展示。
P.K.A. Ausf E アイスムジーク
●発売元/ウェーブ●予価4620円、2025年2月予定●1/20●プラキット
A.F.S. Mk.I & A.F.S. Mk.II
●発売元/ウェーブ●予価4620円、2025年5月予定●1/20●プラキット
S.A.F.S.[シェルオープン](仮称)
●発売元/ウェーブ●価格未定、2025年予定●1/20●プラキット
▼ 関連記事はこちら
© Kow Yokoyama 2024