「MODEROIDフォーゲルグ」細部をディテールアップ! オリーブドラブに相応しいミリタリー感溢れるウェザリング作例【ティタノマキア
2024.10.27SIDE:R フォーゲルグ【グッドスマイルカンパニー 1/48】 月刊ホビージャパン2024年12月号(10月25日発売)
細部のディテールアップとウェザリング塗装で全身を引き締める
エーデルシュタインIIと同時にリリースされたフォーゲルグの作例をご紹介しよう。こちらは10m級大型人型兵器αグレードグリムリーパーであるエーデルシュタインIIに対して、一回り小さい6m級の汎用兵器。作例はキットのカラーリングに準拠しつつ、細部肉抜き埋めや、3mm穴を塞ぐパーツを用意。ウェザリング塗装でオリーブドラブに相応しいミリタリー感溢れる仕上がりとしている。
今回のお題は『ティタノマキア』からフォーゲルグです。昔から模型オリジナル企画というのがあって、集める交換する合体するがコンセプトのものが多かった印象。このシリーズも同様で同シリーズ、あるいはシリーズ外のパーツでもポン付けできるようになっています。キットはボリュームもあり、往年のロボットなどと違う独特なデザインで面白いと思います。
■頭部
額や肩のセンサー部分は付属のシールを使いましたが、マスク部分のシールはのり面が小さく上手く貼れなかったので、蛍光グリーンで塗りました。
■胴体
フロントアーマーは裏をパテで埋めてあります。また細い可動軸が丸見えで、強度的に弱そうに見えてしまうので、ちょうど良いサイズのプラパイプを1mmほど輪切りにして、アーマー側に接着して軸を隠しました。
■腕部&脚部
ヒジ関節にも縦モールドが欲しかったので薄いプラ板を貼りました。腕の外側のパーツにモールドが甘いと思った部分があったので、ここにも薄いプラ板を貼っています。
スネ前面のパーツは別パーツに見せるために、合わせ目に太めの溝を彫りました。靴裏の穴は市販品の丸パーツで埋めています。
■武器
ガトリング砲のバレルは一体成型されているので、より立体的に見せるために独立化。砲身をカットして、市販品のガトリングパーツとプラ板を組み合わせました。
前腕の接続部に付けるとリング状の部分が出っ張っているために浮いて見えてしまいます。解消するためにガトリング砲の底面に穴を開けたプラ板を貼って腕と密着するようにしました。
■塗装
塗装は説明書通り。エナメル塗料のライトグリーンとブラックを薄めて縦に線を引くように塗り、専用溶剤を染み込ませた紙でサっと拭いて雨筋のような汚れを。さらにダークグレイでチッピングして軽くウェザリングをしました。
グッドスマイルカンパニー 1/48スケール プラスチックキット“MODEROID”
SIDE:R フォーゲルグ
製作・文/おれんぢえびす
MODEROID SIDE:R フォーゲルグ
●発売元/グッドスマイルカンパニー●5500円、9月予定●1/48、約12.5cm●プラキット
10月26日(土)、27日(日)にに東京・秋葉原の「アキバCOギャラリー」にてMODEROID SIDE:R/GR発売記念展示会 「ティタノマニア×メカスマPOP UP STORE」が開催中!
ⒸNAOKI
おれんぢえびす
月刊ホビージャパンのベテランモデラー。大胆なディテールアップと形状アレンジで個性ある作品を生み出す。