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熱演・怪演・アクション満載! 原作者・桂正和も太鼓判を押すドラマ『ウイングマン』記者会見レポート

2024.10.21

桂正和の連載デビュー作の実写化として話題沸騰中のドラマチューズ!『ウイングマン』(10月22日(火)深夜24:30~放送スタート)の記者会見が10月8日に開催。広野健太役・藤岡真威人氏、アオイ役・加藤小夏氏、北倉先生役・宮野真守氏、原作者・桂正和氏、監督・アクション監督の坂本浩一氏が登壇し、作品への熱い思いを語った。本記事では会見レポートを掲載!! もうすぐ始まる『ウイングマン』への期待を高めよう!
(撮影/山本一人)


チェイング!

の掛け声とともに、まずはいきなり「ウイングマン」が登場! ヒロイックなキメポーズを披露してくれた。

その後、拍手に包まれながら登壇したのは広野健太役・藤岡真威人氏、アオイ役・加藤小夏氏、北倉先生役・宮野真守氏、原作者・桂正和氏、監督・アクション監督の坂本浩一氏の5人。

本作が連続ドラマ初主演となる藤岡氏は「実写化が発表されて、情報解禁されるたびにこの『ウイングマン』という作品がどれだけ期待されているか、愛されているかを実感する日々です。そんな作品に対して僕自身も本気でぶつかってやろう、僕自身もチェイングするぞという思いで撮影に臨みました」と挨拶。宮野氏は「“謎の”先生です。今はまだそれしか言えないんですけど、桂先生の作品にまた出られること、さらに実写というフィールドで坂本浩一監督とご一緒できることに奇妙な縁を感じます。ぜひ“謎”の先生にご期待ください」と“謎”の先生であることを強調。坂本氏は「ウイングマンの原作が始まったころはちょうど中学生。今回の実写化にあたって僕が一番ワクワクドキドキしていると思います。その自信はありますので、どうかよろしくお願いいたします」と作品オンエアへの期待を語った。

その後は質問に沿ってトークが展開される流れに。

質問:自身のキャラクターと役作りについて

最初の質問はキャスト達に向けて、「自身が演じたキャラクターと役作り」について。藤岡氏は「健太を演じるにあたって一番大切にしなきゃいけないのはヒーローに対する憧れとか、純粋に特撮が好きだという部分だと思ったので、ブレずに気持ちを持っておこうと思いました。東映さんの過去の番組からヒーローの所作・見栄・技をストックして、本当にヒーロー好きなんだな、とわかるような役作りを心掛けました」と、撮影時も積極的に特撮ネタを入れ込めるように意識をしていた模様。

加藤氏は「桂先生とお話して、『漫画読んできた? 一回全部忘れちゃってくれ!』と言われて(笑)。今回はアオイのかわいらしさや健太に対するイジリみたいなのもあるんですが、それ以上に三次元に来た意味やドリムノートという存在などを大切にアオイを演じてほしいと言われたので、とにかくその言葉を大事に演じました」と、桂氏からの言葉を演技の糧にしていたことを語った。

宮野氏は「難しいんですけど…一言でいうなら謎です(笑)。謎ということは、物語の中でも重要な人物ではあります。そんな人物を演じる中で、現場で桂先生とお話しできたことが僕の中ですごく大きかったんですよね。先生が作品に深く携わってくださったことで、より人間ドラマの部分やそれぞれの目的が明確になっていると思います。桂先生とのお話もそうですし、監督や皆さんとの相乗効果で盛り上げていきました」とコメント。

加藤氏、宮野氏から続けて名前を挙げられた桂氏は、「原作者というより、制作のひとりのつもりで参加しました。いっぱい口出しちゃったんで、当初は予定になかった“総合監修”という肩書がついたんです。何か気になることがあったり、思いついちゃうことがあると全部言ってしまうので、だいぶ現場で嫌われ者になっていたと思いますよ(笑)」と、今回の実写化にあたり現場にも足を運び積極的に意見を出していたことを語る。「原作と全く一緒なのは無理な話だと思うので、見ている人が原作のにおいを感じながらも、原作の良さをちゃんと伝えるにはどうしたらいいのかな、というのを一所懸命に考えました」と続けると、「もはや実写版の原作になっている訳ですよね」と宮野氏。桂氏も「いい事言う!」と同調した。

質問:特に印象に残っているシーン

続いてキャストに対して印象に残っているシーンを聞かれると、「本当に全部濃く思い出に残っているんですけど、最終回の最後の一番大事な戦いのシーンが…」と切り出す藤岡氏。周囲がざわつくも、藤岡氏は「大丈夫です!!」とネタバレを慎重に避けながら続行。「 終わり方というか、そこへ向けての展開が大好きで…這いつくばって前に頑張って進む描写があるんです。ただその撮影の日は天気がすごく良くて。アスファルトの地面がフライパン状態ですごく熱かった(笑)。後でマネージャーさんから「あそこの表情、すっごい良かったよ!」 と言われたんですが、あの表情はもはや芝居じゃないんです! おかげで凄く良いシーンになっていると思いますし、思い出にも残っています。そこに向けての過程を、1話から絶対に見てほしいです!」と裏話を披露。

加藤氏も続けて「私も最終回は…」と話し始めると、宮野氏に「大丈夫か!?」とツッコまれ、「ダメですね」と話題転換。自身が出演していない宮野氏の撮影中にクシャミをしてリテイクをさせてしまったというアクシデントを告白。「全然大丈夫だよ!」と言ってくれた宮野氏のやさしさに触れたという。

そんな宮野氏は「真威人君とのシーンは面白かったです。距離感が近くなるのも意味があるので、逐一話し合いながら演じて、シーンがブラッシュアップできた気がします」と、曰く謎の先生の“謎ムーブ”を現場とともに作り上げてきたことを振り返る。藤岡氏は「その間、宮野さんのお芝居を観させていただいたんですが…表情筋の芝居がすごくて、すべてをコントロールして感情を載せて芝居しているのが伝わってきました。本気で“謎”感を感じました」と、とにかく謎な北倉先生への期待を煽った。

桂氏には「『ウイングマン』実写化のオファーを受けた時の気持ち」についての質問が投げかけられ、氏は「嬉しかったですけど、大切な作品なので、一回どうしようかなとも思いました。これまでも何度かお話いただいたこともあったのですが…タイミングだったのかなと思います。」と回答。そして完成した作品については、「ウイングマンを描いている頃の僕が見ていたら号泣していたと思います。僕と健太ってすごく似ているところがあって。「特撮」が見られているっていうことにこの上ない喜びを感じました。また、一か所、凄くファンサービスなところがあって、いいなあと思いました」と太鼓判を押した。

坂本氏も、「僕も自分は健太と同じだと思っていました。学校でポーズ切ったりとか、バク転したりとか(笑)。『ウイングマン』は僕にとっても思い入れのある作品なので、最初に先生にお会いする時はすごく緊張したんです。そしたら先生はテンション高くいろいろなアイデアを出してくださって、僕もそれに負けないように食らいついて、その相乗効果があったのかなと思います」と続けた。

続けて「アクション監督」としてもクレジットされている坂本氏に、本作のアクションシーンの特徴を尋ねられると、坂本氏は「本作は健太がヒーローオタクなので、堂々としたヒーローらしいアクションをしようと思いました。懐かしい雰囲気もするし、最新のCG技術などによる新しさもあって、良い感じに新しいスタイルができているのかな、と思います」と回答。

藤岡氏は「ちょっとこっぱずかしいような見栄とか、実力が伴っていないへっぽこヒーローなやられアクションをやるのは新鮮でした。台本を読んだときの自分の想像を超える分量のアクションをやらせていただいて、しかもそのアクションをやっている最中の監督が一番イキイキしていて(笑)、僕自身も楽しくなっちゃいました。振り返ると、作品の半分以上はアクションをしていたんじゃないかなと思う位たくさんアクションが詰まっています」と、本作において相当量のアクションを行った模様。

©桂正和/集英社・「ウイングマン」製作委員会

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