“オラザク選手権がきっかけ”でプロモデラーデビューした18人をピックアップしてご紹介!その当時どんな作品を応募していたのか?
2024.11.17モデラーデビューの登竜門
オラザク出身のモデラーたち
オラザク選手権は全国のガンプラモデラーが自身の腕をアピールする絶好の場所であり、ホビージャパンの誌面やムックで活躍するモデラーデビューの近道でもある。しかもそのチャンスは入賞者だけに限らない。編集部では常に新たなモデラーを求めて審査とは別の視点で作品を見ていることもあるのである……たぶん。ということで、ここではそんなオラザク選手権がデビューのきっかけとなったモデラー陣から18人をピックアップしてご紹介しよう。
野田啓之(ノダヒロユキ)
すでにキャリアは25年以上のベテランモデラー。ガンプラはもちろん『スター・ウォーズ』等のSFメカも得意な野田のデビューのきっかけといえば、前ページでもご紹介した第2回全日本オラザク選手権の大賞作「ザク MS-00」。
更井廣志(サライヒロシ)
第2回のオラザクからはベテランモデラーがもうひとり。確かな工作技術とウェザリングを武器に長年活躍している更井は銀賞を獲得した「RX-77 カイ’Sガンキャノン」をきっかけにプロモデラーへ。
木村直貴(キムラナオキ)
ガンプラで数々の超絶作例を手掛けているのはもちろん、艦船モデラーとしてもハイレベルな作品を製作する木村もオラザク出身。きっかけは第3回全日本オラザク選手権で本松カメラマン賞を獲得した「AMX-102 ズサ」である。
かいん
キットレビューからフルスクラッチまで堅実にこなす確かなテクニックに加え、モビルスーツに実在の兵器を参考にしたディテールアップを採り入れた作風も見逃せないかいん。そんな彼のデビューは第5回全日本オラザク選手権キット製作部門で金賞を獲得した「ジム クゥエルEWAC」がきっかけとなった。
JUNⅢ(ジュンゾウ)
清潔感のある仕上がりと精度の高い工作で長年本誌で活躍しているJUNⅢ。第6回全日本オラザク選手権で審査員特別賞を獲得した「インテグラル版 ガンキャノン」でも工作力の高さが評価された。
yubaba(ユバーバ)
デビュー以前より精力的にオラザクに参加し、入賞経験も多いyubabaのきっかけは第10回全日本オラザク選手権ガンプラ部門で銀賞を獲得した「KSHATORIYA」。なんと翌月の2月号にて本作をブラッシュアップした作品で本誌デビューを飾った。
仲井望(ナカイノゾム)
精度の高い工作で改造作例はもちろん、数多くのスクラッチモデルも手掛けてきた仲井のきっかけとなった作品は第10回大会ガンプラ部門「GAT-02L2-DAGGER L」。当時なんと18歳!
アクシズてんちょう
鳥取県のホビーショップ「アクシズ」の店長であり、本誌では宇宙世紀をメインにハードなスクラッチ作品を多数手掛ける二足のわらじモデラー。編集部の注目を集めたのは、第13回全日本オラザク選手権ガンダムUC部門銀賞の「ローゼン・ズール」であった。
DAISAN(ダイサン)
デビュー以来メカモノはもちろん、ガールズプラモまで、あらゆるキャラクターでハイレベルな作例を発表し続けるDAISAN。デビューのきっかけは第13回全日本オラザク選手権のガンプラ部門で銅賞を獲得した「スローネ ヴァラヌス」だった。
あに
キャラクターモデルをメインに、高い工作力とリアルなウェザリングで情感たっぷりのディオラマを製作するあにも言わずと知れたオラザク出身モデラーである。きっかけはもちろん第14回大会で大賞を獲得したディオラマ部門応募作「Cenote」。
坂井晃(サカイアキラ)
10代の頃からたびたびオラザク選手権に参加していた坂井であるが、第14回全日本オラザク選手権ガンプラ部門で一次予選を通過した「ダブルオーは赤が似合うと思う。」が本誌デビューのきっかけとなった。
哀川和彦(アイカワカズヒコ)
正確かつスピーディーな工作で新作キットを数多く手掛ける哀川のデビューのきっかけとなったのは、第15回全日本オラザク選手権ガンプラLOVE部門で一次審査を通過した「1/144 SAZABI」。
Ryunz(リュンズ)
当初は『ダンボール戦機』の作例をメインに活躍し、現在も多彩な作品のキット作例を手掛けるRyunzは第15回全日本オラザク選手権のガンプラLOVE部門で一次審査を突破した「AGE-1 ブルーディスティニー」をきっかけに本誌デビュー。
SSC(エスエスシー)
プラ板工作を得意とし、工作精度の高さにも定評のあるSSCは第16回全日本オラザク選手権のテーマ部門、MGギラ・ドーガ部門銀賞の「ファンネル装備型ギラ・ドーガ」でも得意のプラ板工作が光っていた。
田中康貴(タナカヤスタカ)
きっかけとなったのは第16回全日本オラザク選手権ガンプラ部門の一次審査通過作品「ヤークトアルケーガンダム」。入賞は逃したものの、その腕を見込まれて本誌ではいきなりのスクラッチモデルでのデビューを果たした。
sannoji(サンノジ)
ガンプラはもちろん、近年はガールズプラモまでその守備範囲を拡げる中堅モデラー、sannojiは、第16回全日本オラザク選手権MGマラサイ部門一次審査突破作品「ギラ・ドーガ アンジェロ専用機」が注目されてプロモデラーに。
らいだ~Joe(ライダージョー)
ホビージャパンが誇る“リビングモデラー”のひとりであり、時短でローコストなお気楽モデリングを提唱するらいだ〜Joeもオラザク選手権の常連であった。画像はデビュー前最後の参加となった、第17回全日本オラザク選手権でガンプラ部門銅賞「勝手にMSV〜ドム水中試験型〜」。
DOOVA(ドゥーバ)
大河原邦男氏の設定画の立体再現で注目を集めるDOOVAもホビージャパンへの登場はまだ記憶に新しいだろう。きっかけとなったのは第25回全日本オラザク選手権のガンプラ部門で銀賞を獲得した「大河原グフへの挑戦。」である。
▼ 関連記事はこちら
ⓒ創通・サンライズ