●お菓子をテーマにしたMVも楽しさがいっぱい！

――MVについてもお聞かせください。仮面ライダーガヴと共演されたそうですね。

世界　ファンタが主題歌担当に決まった時点で、MVに仮面ライダーが出て一緒に踊ってくれたらいいなぁと漠然と思っていたんです。その後、エイベックスさんと振り付けについてお話するタイミングで「ガヴがMVに出てくれることになりそうです」とお聞きして、これはもう自分としては願ったり叶ったりでした。

佐藤　映像にも『ガヴ』の要素が反映されています。お菓子をテーマにしたカラフルな世界観で、自分でもお気に入りのMVになりました。

――そのお菓子がらみの撮影はいかがでしたか？

佐藤　グミとかポテチとかメンバーひとりひとりに担当があって、そこも注目して観てもらいたいです。

世界　本当に細かいところまで拘っています。ポテトチップス担当の小道具にジャガイモが置いてあって、「作りものだろうな」と思って触ったら全部本物のジャガイモだったんですよ（笑）。

――MVでのお二人の担当は？

佐藤　僕は梱包を担当しました。出来上がったお菓子を最後に送り出す場面ではかなりアドリブを入れたりして。MVのディレクターさんが何度もご一緒させもらっている方だったので、撮影自体もとてもスムーズでしたね。

世界　僕はお菓子を作る工場の電気を入れる担当。それもチャリンコで自家発電するという（笑）。

佐藤　めっちゃアナログでね。

世界　撮影自体はグリーンバックが多かったんですけど、想像しながら演じるのも楽しかったですね。ちょっとした特撮感がありました（笑）。

――実際に現場でご覧になった仮面ライダーガヴと仮面ライダーヴァレンはいかがでしたか？

佐藤　ポップでカッコ良くて、めちゃくちゃ感動しました。スタッフさんにお訊きしたら実際に撮影で使っているガヴのスーツだそうで、間近で見ると表面がツヤツヤしていて。これは子ども心をくすぐられました。

世界　ガヴはデザインとアイデアが秀逸過ぎますね。お菓子がモチーフであんなにカッコ良くなるんだ！ って。それと、ガヴの色味が水色、黄色、紫と、ファンタのイメージカラーと被るんですよ。そういう意味でも親和性を感じています。

佐藤　撮影中は仮面ライダーと一緒に踊っている実感があまりなかったんですけど、出来上がったMVを観て「これってすごいことだな！」と。今まで僕らを応援してくださってきたファン層だけじゃなくて、お子さんにも知ってもらえる、また新たなチャンスをいただけたと思っています。

世界　実は、MVでの共演は楽しみではあったんですけど、よくよく考えるとこれはもしかしてオンエアより先にガヴと会うことになってしまうのではないか？ と（笑）。仮面ライダーのファンとして、嬉しい気持ちはもちろんですがフライングしてしまうのは少し複雑な気持ちという二人の自分がいました。でも仮面ライダーに振り付けを教えて一緒に踊るなんて普通はできないことですから。本当に貴重な機会になりました。

●『仮面ライダーガヴ』の主題歌アーティストとして

――『ガヴ』の番組自体の感想や、オンエアで主題歌を聴かれてみての感触はいかがですか？

佐藤　第１話をリアルタイムで観た際にはオープニングがなかったので、一瞬「あれ？」と思ったんですけど、ラストで印象的な形で流していただいて鳥肌が立ちました。第２話からのＯＰ映像は、先ほどもお話したように事前に観ていたんですけど、やっぱり実際の放送で観るとまた違った感慨がありますね。特に３人が歩きながら歌っているカットがお気に入りです。

世界　ああいう歌と映像のリンクのさせ方は初めてじゃないかな。番組自体もとてもユニークですね。ギミックも凝っていて世界観も作り込まれているし、観る度に新たな発見があります。特に驚いたのが、ゴチゾウが一度使い終えると消滅するところ。けっこうハードだなぁと思って観ていて、さすが香村純子さんですね。

佐藤　僕はブランクがあったんですけど、久々に頭からガッツリ仮面ライダーを観始めて「こんなにも進化しているんだ！」と驚きの連続です。

世界　今回、主人公のショウマくんが人間じゃないんですよね。第１話でグラニュートと戦っている最中、お母さんやグラニュートから化け物呼ばわりされるくだりがありましたが、ああいう場面が実に仮面ライダーしているなって。今後どういう展開になっていくのか、とにかく毎週のオンエアを楽しみに観させていただいています。

佐藤　あと、第１話に出てきた始くん役の子の演技が上手過ぎてビックリしました。普段のお芝居はもちろん、コメディもこなしていてすごかったですね。

――そこは俳優としても活動されている佐藤さんならではの視点ですね。

佐藤　正直な気持ちとして出演したいです（笑）。

――『仮面ライダーガッチャード』の最終回ではBACK-ONさんとFLOWさんがカメオ出演していたので、もしかしたら機会があるかもしれないですね。

佐藤　変身が一番ですが、何なら敵役でもいいので（笑）。

世界　自分はダークライダーで！ 孤独な変身に憧れますねぇ。

佐藤　まだ番組は序盤なので、これからに期待しています！

――それでは、最後にファンに向けてのメッセージをお願いします。

佐藤　「Got Boost?」は、覚えたらすぐに口から出てくる曲なので、気軽に口ずさんでもらえれば嬉しいです。後はやっぱりダンス。子どもから大人まで誰でも踊れる簡単な振りですし、TikTokをはじめ、様々な場所で楽しんでください！

世界　今回ファンタが参加したことで、仮面ライダーの世界に華を添えられたらいいなと思っています。

佐藤　番組の評判もとても良いみたいですね。まるで自分のことのように喜ばしく思います。そういえば、『ガヴ』のオンエアが始まってから玩具屋に行ったらものすごい数の玩具が並んでいたことにも驚きました！ こんなにたくさんの商品が出ているんだな、と。しかもゴチゾウのパッケージが箱じゃなくて、お菓子の袋みたいになってるんですよね。あれは斬新ですね。

世界　玩具で言えば「DX変身ベルトガヴ」は早速買いました（笑）。そうそう、主題歌はCDとMVを収録したDVD、それからファンタバージョンのゴチゾウが付属する３種類が発売されるんですけど、このゴチゾウがなかなかいいんですよ。メンバーのシールを貼れる仕様になっているのも面白いし、もちろん変身ベルトとも連動しています。果たしてどんな音声が流れるのか？（笑） 是非お買い上げの上、ベルトにセットしてみてください!!

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