トヨタ スターレット KP61S（3ドア）中期型（1980）、ホンダ XLR BAJA（MD22）（1991）

完全新金型カー＆バイクキット

　ハセガワからカーモデル、バイクモデル各1種が完全新金型で登場。カーモデルは1978年に登場し、最後の国産FRハッチバックとなった2代目スターレット。軽量ボディとFR駆動による軽快なドライビングで、走りを楽しめるコンパクトカーとして人気を集めた1台。ラリーやレースのベース車としても活躍した。キットはヘッドライトが角形2灯となった中期型のうち、サンルーフを標準装備したSグレードを再現している。ボディの成型色は赤、ホイールリム、ヘッドライト鏡面、サイドミラー鏡面、バックミラーはメッキパーツとなる。
　もう1種のバイクモデルは世界でもっとも過酷なオフロードレースとされる「バハ」の名を冠したホンダ XLR BAJAをリリース。オフロード性能を充実させたXLR250の派生型のうち1991年式を再現。本格ランドスポーツバイクを最新キットで堪能できるのが嬉しい。別売りのエッチングパーツも同時発売。いずれも徹底した実車取材をもとに開発されており、再現性は折り紙付きだ。

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ドイツ Pkw.K1 キューベルワーゲン82型（北アフリカ仕様）

キューベルワーゲンの北アフリカ仕様

　アメリカ軍のジープとは異なり4輪駆動ではなく、生産台数も比較にはならないものの、大戦全期を通じてドイツ軍の足として多用されたキューベルワーゲンが、モンモデルから登場する。手のひらサイズの小柄なキットだがモンモデルらしい端正な仕上がりで、充分タミヤキットの向こうを張れる秀作だ。また新たな試みとして、スナップタイト式を採っているのは特筆できよう。サブタイトルが北アフリカ仕様ということで、タイヤはゴム製の低圧幅広型がセットされ、フェンダーには燃料タンクとそのラックが用意されている。前照灯は通常型と防空型の選択が可能で、後席には小銃ラックがセットされデカールは3種を用意。

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Tu-22M2 バックファイアB ミサイル爆撃機

ウクライナ発新作飛行機モデル

　ウクライナのリタキモデルキットが完全新金型の1/144スケールキットで、可変翼戦略爆撃機Tu-22Mをリリースする。キットは最初の生産型M2をセレクトしているが、すでに退役し現在は改良型M3が実戦に投入されている。小スケールではあるが全長は29cm近く、完成すると結構なボリュームとなる。またパーツ点数も242点とかなりのもので、ランナー枚数は12枚に達する。胴体は前後に分割され、特徴である可変翼は可動できる。兵装はKh-22対艦ミサイル2発とKh-15短距離対地ミサイル4発、さらにFAB-500滑空誘導爆弾18発と充分なもので、エッチングパーツとキャノピーのマスキングシートが付属し、排気口は3Dプリンター製だ。デカールはロシア、ウクライナ空軍3機分が用意されている。

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M10 ブッカー戦闘車

アメリカの最新装甲戦闘車両

　アメリカ陸軍の新たな構想に従い開発され、昨年に制式化された新型の装甲車両が早くもキット化された。M8AGS軽戦車向けとして開発された軽量型の低反動105mm砲を搭載するが、軽戦車ではなく新たに創設された歩兵旅団戦闘団の支援車両として分類され、このため呼称は戦車ではなく戦闘車とされている。キットは特徴である油気圧式サスペンションを可動式として、完成後の車高変更が可能だ。このため履帯は連結式で、車高の変化に追随する。各ハッチは開閉選択ができ、可動式の牽引シャックルやエッチングパーツが用意され、初回販売分には金属製の砲身を同梱し、デカールは4種が付属する。