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プロモデラー・NAOKIが選ぶ!【ビルダーズノート 作品レビュー】ガンプラビルダー東西決戦 in ビルダーズノート<東>

2024.10.09

ホビージャパンで大活躍中のプロモデラーが、ビルダーズノートの投稿作品をレビュー!

 公式ガンプラファンコミュニティ「ビルダーズノート」に投稿された作品の中から、ホビージャパンにて現役で活躍するプロモデラーが作品をいくつかピックアップし、その作品にコメントをしていく本記事。
8月末に前半戦が終わり、10月上旬から後半戦が始まる大注目の投稿イベント「GUNPLA DUEL MISSION -ガンプラビルダー 東西決戦- in ビルダーズノート」から、ピックアップしてレビューいたします!

今回はホビージャパンを代表する東西のレジェンドモデラー2名
・東日本代表 NAOKI
・西日本代表 セイラマスオ
そして、ホビージャパン編集部からは林哲平によるコメントを掲載いたします!

本記事では東日本代表のNAOKI氏によるコメントをご覧ください!

「ビルダーズノート」とは?

「ビルダーズノート」はバンダイナムコエンターテインメントが運営する公式ガンプラコミュニティ。 ガンプラファンが集まり、日夜さまざまな作品が投稿されている。

▶サイトはこちら

NAOKI氏ってどんなモデラー?

 「全日本オラザク選手権」にて入賞を果たし、その後月刊ホビージャパンをはじめとした模型誌にて数多くの圧倒的完成度の作例を披露し続ける東の凄腕モデラー・NAOKI。

モデラーとしての仕事の一方で、『ガンダムビルドファイターズトライ』ではライトニングZガンダムやガンダムEz-SRほか、さまざまな機体のメカニックデザインを担当。他にもガンプラの原型や、塗料メーカー・ガイアノーツのブランド「NAZCA」のプロデュースまで、さまざまな活動を行うマルチクリエイターです。

林哲平ってどんなモデラー?

 モデラーとしても一流の腕前を持つホビージャパン編集スタッフ。How toページを主に担当し、ガンプラをはじめとしたあらゆるジャンルの模型に精通しています。週末だけでもカッコいいガンプラが作れる究極テクニックガイドのシリーズも好評発売中です!

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ピックアップ&レビュー!

 投稿作品の中から5作品をピックアップ! 本記事ではNAOKI氏と林哲平によるコメントを掲載します!

※コメント等、本記事中では投稿作例に沿った名称で記載しておりますため、一部作品本編と異なる名称表記を行っている箇所もございます。

ピックアップ! No.1

アスタニッシュブリッツの画像1

アスタニッシュブリッツ

製作/エア 様

■NAOKI

 基本的なミキシングのセオリーとして、他ユニバース作品を混ぜ合わせるのは、ともすると全体としてのまとまり感を損なうリスクも大きいと思うのですが、トーンを抑えたカラーリングとパーツのチョイスの妙でうまくまとめていると思います!

■林哲平

 ガンダムアストレイ アウトフレームとブリッツガンダムのミキシングモデルということですが、「コズミック・イラ」以外のパーツ使用も大変巧みであり、目を見張ります。デスサイズヘルのパーツでシルエットの先端を鋭角にしたり、BB戦士やHGなど他スケールのパーツも組み合わせ、多数のキットを複合しながらもまったく破綻なく、かつかっこよく仕上がっているのが素晴らしい! 仕上げも美しく、極めて高水準な作品であると感じました。

アスタニッシュブリッツの画像3
アスタニッシュブリッツの画像2

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ピックアップ! No.2

ヘイズル改の画像1

MG RX-121-1 ガンダム TR-1 [ヘイズル改]

製作/SIRIUS旦那 様

■NAOKI

 オーソドックスに作られたガンダムTR-1[ヘイズル改]。一見大掛かりな改造等は施していないように見えますが、エッジの処理や面出し等、地味ではあるものの完成度に大きく貢献する基本的な作業を手を抜かずにきちんと行っており、とても好感が持てます。

■林哲平

 グラマラスな、ボリュームあるスタイルが魅力のMGヘイズル改。抜群にかっこいいキットなのですが、全塗装して仕上げるとなると、マスキングが大変多いのが悩みですよね。SIRIUS旦那さんの作品は、そこから逃げず、丁寧に製作されており、しかも面が多いデザインであるのに、一面一面に細かなグラデーションをつけて仕上げているのも素晴らしい! 作品を拝見して、「ああ、このキットをしっかりと作り上げるなんて!」と心から完成を祝いたい気持ちになりました。

ヘイズル改の画像2
ヘイズル改の画像3

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ピックアップ! No.3

ライジングフリーダムの画像1

ライジングフリーダム plus Type C1

製作/mabo

■NAOKI

 元ネタであるゼータプラスC1のカラーリングも相まって、スパルタンなイメージになっていますね。ライジングフリーダムの頭部カバーパーツをスマートガンに移植して活かした変形機構もナイスアイデアだと思います。変形後のシルエットもかっこいい!

■林哲平

 可変機であるライフリのZプラス風ミキシング! ただパーツを組み替えるだけではなく、モモの延長などのプロポーションにまで手が入っているなんて! プロペラントの追加やカラーリングの調整もグッド! そして、可変機の改造って、ちょっとパーツを盛るとバランスが変わったり、パーツが合わずに変形ができなくなってしまったりするので微調整が大変なのですが。本作品は変形後のバランスもバッチリですので、極めて高い構成力をお持ちであると感じました

ライジングフリーダムの画像2
ライジングフリーダムの画像3

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ピックアップ! No.4

フルアーマーガンダムの画像

作るのが好きです!

製作/ まるさん様

■NAOKI

 要所要所に手を加えたフルアーマーガンダム。製作者さんの理想のフルアーマーガンダム像が伝わってきます。カッチリした面出しと明度の高いカラーリングや細かい塗り分けなどが相まって、清潔感のある仕上げが素敵です。

■林哲平

 とても清潔感のある作風で、美しい! と写真を見た瞬間に感じました。胸のメッシュがダクトに変更されていたり、明度の高いVer.Ka風のカラーリングと、そのフィニッシュを下支えする丁寧なスジ彫りの掘り直しや面出しが目を惹きます。そして、個人的に大好きなのが、腰にマウントされたハイパーバズーカ! フルアーマーにこれを付けるアイデアは、人生を何周しても私だと思いつきません! 次フルアーマーを作ることがあれば、私もこれやってみたいです。

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ピックアップ! No.5

HGUCジムカスタムの画像1

HGUCジムカスタム

製作/Y.S.P.C 様

■NAOKI

 カーキを基調とした渋い配色が目を惹く作品です。ハードめな塗装とゴツめな追加ディテールがとてもよく良くマッチしていると思います。ジムカスタムだけどジムカスタムっぽくない感じが良いですね。やっぱりジムは楽しい!!

■林哲平

 ミリタリー感抜群の仕上がり、大好きです! AFVを思わせるディテールの追加に、渋いグリーンのカラーリング。こちらの作品で特にいいなと思ったのは武器のチョイスです。森林で使いまわしやすいショートバレルタイプの武装を装着しているのは説得力抜群ですし、左足に装着されたザクのフットミサイルは「これ、ジオンから奪ったんだな」と、このジム・カスタムがいかに森林でジオンと戦っていたのかと、その物語が伝わってきます。いいもの見させていただきました!

HGUCジムカスタムの画像2
HGUCジムカスタムの画像3

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 いかがでしたか? 今回も素敵な投稿作品がたくさんございました!

 10月上旬から後半戦が始まる投稿イベント「ガンプラビルダー東西決戦 in ビルダーズノート」でも、凄腕モデラーによるピックアップレビューを行う予定ですので、ぜひ皆さんもビルダーズノートにてガンプラの写真をご投稿ください!


西日本代表!セイラマスオ氏によるレビュー記事はこちら!

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