――怒涛の快進撃を続ける『サラリーマン』ですが、更なる新展開が決定したそうですね。

冨士原　これからいろいろ他媒体化していこうかなと思っていまして、なんと今回村枝賢一先生にコミカライズしていただくことになりました。

――村枝先生が巨大ヒーローを！

冨士原　村枝先生は九州にお住まいなので、直接お願いをしに伺いました。そもそものご縁は、昨年の岡崎徹さん出演の頃からです。村枝先生は岡崎さんのファンクラブ「徹交会」の会長を務められていて、諸々お力添えいただきました。

――内容については、どういうリクエストをされたんですか？

冨士原　今回は『サラリーマン』の世界観やキャラクターを知っていただくことを目的にしています。『帰りたいサラリーマン』1話の台本を元に、メインキャラが全員出る形で村枝先生が翻案されています。

――それにしても、力の入った原稿ですね。

冨士原　村枝先生が、全話を何度も聴き、台本を読み込んで描いたとおっしゃっていました。先生は、”マニアにはわかる拘り”をすぐに汲んでくださるので、打ち合わせがとにかく楽しかったです。これは個人的な話ですが、中学生のときに漫画家を目指した時期がありまして…必死に模写していたのが村枝先生の絵でした。卒業アルバムにも模写した本郷猛が残っています（笑）。不思議なご縁ですね。

――特に気に入っている部分はありますか？

冨士原　各キャラクターのデザインがとにかく秀逸です！自分で台本を書いて、豪華声優陣が演じるキャラ達が、村枝先生の解釈で立体的に浮かび上がる…感無量でした。なかでも関さん演じる「一匹狼のコジロー」は格好いい！

――今回表紙が懐かしいデザインですね。

冨士原　そうですね。昔の、いわゆる「おまけコミック」風にデザインしています。細かい文言などかなり遊びを入れてますので、是非面白がっていただければ。巻末には、村枝先生が描いた1期の全会獣イラストも載っています。こちらも必見です。

――この漫画はどこでゲットできますか？

冨士原　直近ですと、福岡・百道浜のRKB本社で10月12日（土）13日（日）に行われる自社イベント「RKBカラフルフェス2024」で販売します。漫画だけでなく、お面やアクスタなど公式グッズも取り揃えます。サラリーマンとの写真撮影会もありますので、是非お越しいただきたいです。

――13日には関智一さんのトークショーもあるんですね。

冨士原　はい！　コジロー役の関智一さんと、ヒロイン隊員役の別府あゆみさんをゲストに迎えて、トークショーと朗読会を行います。サイン会も予定していますのでお楽しみに。詳細情報は公式ページでご覧ください！

――今後の展開がますます楽しみになりました。

冨士原　カラフルフェスを号砲として、より大きく広げていく予定です。村枝先生の漫画版も含め、もっと皆さんに手に取っていただいて、ファンになってもらえる機会を増やしたいと思っています。これからも『サラリーマン』をよろしくお願いします。”オツカレシタッ！”

冨士原圭希
ふじはら・たまき
1998年生まれ。RKB毎日放送アナウンサー。『ウルトラマンコスモス』『百獣戦隊ガオレンジャー』などと同時に、父の影響で昭和の特撮ヒーローを浴びて育つ。昭和カルチャー全般が好きで、『男はつらいよ』はシリーズ全作を5周している。『空想労働シリーズ　サラリーマン』では企画・脚本・編集・出演・キャスティング・営業・主題歌歌唱までこなす。生粋の『宇宙船』読者。
公式プロフィール（https://rkb.jp/announcers/fujihara/ ）

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©RKB毎日放送 撮影：黒木俊介