会員ログイン
メルマガ登録
「HG ガンダムアスタロト」細部の基本工作でキットの魅力を最大限引き出し、チッピングとウェザリングで重厚感を演出！
2024.10.17- ガンダム
-
哀川和彦（アイカワカズヒコ）
HG- 作例
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
- ガンプラ
ASW-G-29 ガンダム・アスタロト【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年11月号（9月25日発売）
▲ブーストアーマーのスラスターは市販のパーツに換装し、メタリックグリーン部は塗装しやすいようパーツを切り出して塗装したあとに接着
■はじめに
このキットが発売されたのはもう8年前になることにビックリです。月刊ホビージャパン2016年7月号ではJUNIIIさんが徹底工作で仕上げられているので、今回工作はほどほどにして、ディテールの追加と使用感のある雰囲気に仕上げてみました。
■頭部
ヘルメットのダボをC字に切り欠いて、後ハメ加工をしました。アンテナの側面はプラ板を貼ってシャープ化し、フェイスガードは瞬間接着パテを盛り設定画に寄せました。
■腕部
左右前腕はフレームの接続ピンをカットして後ハメ加工で対応。握り拳と平手はHGBC ビルドハンズ角型Sサイズを加工し、左肩のスパイクはプラ板を貼りボリュームアップしました。
■胴体
首関節はプラ板を貼って塗装可能にし、シリンダーはアルミ線に置き換えました。バックパックの肉抜き穴はプラ板で、腰部のアーマー部分の肉抜き穴はエポパテで埋めました。サイドアーマー基部はプラ板で囲い、接続ピンをボールジョイントに変更して可動範囲を広げました。ブーストアーマーのスラスターは市販パーツに換装しセンサー部は塗装しやすいようパーツを切り出しました。
■脚部
肉抜き穴はエポパテやプラ板で埋め、スジ彫りや市販モールドでディテールを追加しました。
■武器
デモリッション・ナイフは刃をシャープ化し、折りたたんだ際の接続はネオジム磁石を埋め込みました。ナイフはプラ板を貼り足してシャープ化しています。
■塗装（すべてMr.カラー）
白＝灰色9号
青＝ラベンダー
赤＝シャインレッド
黒＝グラファイトブラック
塗装後、しゃばしゃばに薄めたエナメル塗料でウォッシングし、タミヤウェザリングマスターで汚しを追加しました。武器は、シルバーの塗装後にシリコーンバリアを塗り、グラファイトブラックを上塗りした後に剥がしました。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”ガンダムアスタロト使用
ASW-G-29 ガンダム・アスタロト
製作・文／哀川和彦
▼ 関連記事はこちら
ⓒ創通・サンライズ
哀川和彦（アイカワカズヒコ）
細部まで行き届いた丁寧な工作と製作スピードの速さで主に最新アイテムのキットレビューなどを担当する中堅モデラー。
