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MODEROID『ブレンパワード』ネリーブレン(再リバイバル)をプロポーション改修して製作!

2024.09.19

ネリーブレン(再リバイバル)【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年10月号(8月23日発売)

オルファン、飛翔–
最終決戦に挑むのアンチボディを製作!

ネリーブレンのメイン画像

 富野由悠季監督が手掛けた名作『ブレンパワード』(1998)より、番組終盤で活躍した2体のアンチボディ─ネリーブレン(再リバイバル)と、好敵手バロン・ズゥが相次いでMODEROIDブランドで発売された。いずれも人気の高いモチーフでありながら四半世紀を経た今年に至るまでプラキット化に至らなかった機体だけに、キットを手にオーガニック的な喜びに満ち溢れているファンも多いことだろう。今回の作例は「頼まれなくたって作ってやる!」という熱烈ファンなモデラーを抜擢。思いの丈を込めてもらった。

グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット“MODEROID”
ネリーブレン(再リバイバル)

製作・文/ガルマ☆ザビコ


プラモデルのネリーブレンの全体画像1
▲ 度重なる戦闘によって傷ついたユウブレンと、ネリー・キムとともにいた新種のブレンパワードが融合し再びリバイバル(再生)した姿、それがネリーブレン(再リバイバル)である。外観はネリーブレンと変わらないが、体色がユウブレンの青へと転移している。MODEROIDのキットは茶色い「初期カラー」/青い「再リバイバル」の2種類の成型色で展開中。今回はメインで活躍した青い体色で塗装している
プラモデルのネリーブレンのアップ画像1
▲ キットは頭部や前腕装甲などが塗装済パーツ。作例はモールドを彫り直してシャープ化しつつ、改めて丁寧にマスキング塗装することで塗り分けの精度を高めている。アゴの左右にある張り出した部分はいったん削ぎ落とし、パッケージイラストを参考にプラ板でシャープな形状に変更
プラモデルのネリーブレンの頭部パーツの画像
プラモデルの修正前ネリーブレンの背中の画像2
プラモデルのネリーブレンの背中の画像1

▲ 後頭部の左右に張り出している部分の内側には、パーツ貼り合わせ用の角形リブが数箇所飛び出ているが、設定にはないので接着剤とパテで埋めてフラットに修正

プラモデルのネリーブレンの胴体パーツの画像
▲ 腰のボールジョイントは最大まで引き伸ばした状態で固定し、延長部をパテで造形
プラモデルのネリーブレンのbefore画像
プラモデルのネリーブレンのafter画像

▲ プロポーション改修前と改修後。前腕部装甲の大型化と腰部の延長によってさらにスマートに精悍な印象になった

プラモデルのネリーブレンの後ろ姿の画像
プラモデルのネリーブレンの腕のアップ画像
プラモデルのネリーブレンのパーツの画像1

▲ 各関節の板バネ状装甲「スリットウエハー」も程よく再現されている。前腕の装甲パーツは少し厚みが欲しかったので内側にプラ板を貼って裏打ち。同時に形状も変更。内側部分のディテールアップとして、三角屋さんの3Dパーツ「Siitake Bar」を貼り付けた。装甲正面のオレンジ部分はプラ板で型を作りクリアーレジンで複製して透明パーツ化。クリアーオレンジを塗り立体的なクリスタルディテールに

プラモデルのネリーブレンのパーツの画像2
プラモデルのネリーブレンのパーツの画像3
▲ 上腕と太モモに目立つ合わせ目が存在するが、後ハメ加工を施すと強度が落ちそうだったので合わせ目に沿って彫り込み、段落ちモールドとして表現した
プラモデルのネリーブレンのアップ画像2
▲ 股間パーツを交換することでコックピットハッチが開いた状態を再現可能
プラモデルのネリーブレンとバロン・ズゥの画像
▲ 寝太郎23製作のバロン・ズゥと並べて。設定上はユウブレンよりも少し大型化しているのだが、バロン・ズゥと比べるとまだまだ小さい。劇中の対比イメージをよく捉えたサイズ差だ

ⓒ サンライズ

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ガルマ☆ザビコ

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