HOME記事ガールズプラモ「皇巫 スサノヲ 紅蓮」を自由なカスタムで楽しむ! 玉藻ノ前やスサノヲレガリア、アルカナディアのユクモなどの複数キットでミキシング製作【メガミデバイス】

「皇巫 スサノヲ 紅蓮」を自由なカスタムで楽しむ! 玉藻ノ前やスサノヲレガリア、アルカナディアのユクモなどの複数キットでミキシング製作【メガミデバイス】

2024.09.11

ガールズプラモスタイル#03(6月28日発売)

女神装置 皇巫 素戔嗚 陽印

スサノヲ陽印のプラモデルのメイン画像

自己流アレンジで大物キットを自由に楽しむ

 皇巫系メガミデバイス最新バリエーションとなる「スサノヲ 紅蓮」。キットは「蒼炎」をベースに赤系カラーに成型色を変更。全身にギミックが満載されており、3形態に変形が可能な特大ボリュームの内容となっている。
 充実している反面、真正面から挑むにはいささか手強いと感じる読者も少なくないのでは…、ということで、キットを素材に自由なカスタムを楽しむというテーマで製作したのが本作例である。担当は本作が初作例となるふにふにインド。主にSNSで活動し、パーツチョイスや色使いに独特の世界観を感じさせるモデラーである。作例は紅蓮のパーツを使用しつつ、複数のキットを組み合わせて個性的な作品にまとめあげている。大型キット調理法のひとつとして参考にしてもらいたい。

コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット “メガミデバイス” 皇巫 スサノヲ 紅蓮 使用
皇巫 スサノヲ 陽印

製作・文/ふにふにインド


スサノヲ陽印のプラモデルの全身画像1
スサノヲ陽印のプラモデルの後ろ姿の画像
▲ 作例はスサノヲ紅蓮の印象的な部分を残しつつ、玉藻ノ前やスサノヲレガリア、アルカナディアのユクモなどをミキシング。妖狐テイストのキャラクターにしている。合わせ目消しやマスキング塗装などを行わないイージーな製作法で作っているが、非常に映える作例に仕上がっている
スサノヲ陽印のプラモデルの脚元のアップ画像
スサノヲ陽印のプラモデルの腰元のアップ画像

▲ パーツ分割をそのまま塗り分けに利用し、ポップな雰囲気のカラーリングに塗装。腰布のマークはあえて傾かせてくだけたキャラの印象にしている

スサノヲ陽印のプラモデルの胴体のアップ画像
スサノヲ陽印のプラモデルのエフェクト部のアップ画像

▲ スーツの黒はガイアノーツのプリズムブルーブラックをツヤ消しにしたもの。お手軽な塗り方ながら独特な質感が得られる。炎のエフェクトもグラデーションをかけたうえでツヤ消しにし、イラストライクな雰囲気にした

スサノヲ陽印のプラモデルの顔アップ画像
▲ エッチング眼鏡はアゾンのものを使用。リムの上側をカットし、目を隠さないようにしている
スサノヲ陽印のプラモデルの全身画像3
▲ アーマー類を外した状態。パーツの組み合わせと色変更(と眼鏡)でキャラクターの個性がしっかり表現されている。作例テーマ的にはむしろこの姿がメインと言えるかも
スサノヲ陽印のプラモデルの全身画像4
▲ スサノヲレガリアから差し替え用に長い髪の毛も流用。また非武装状態の腕として、ユクモの袖とコザクラツグミの肉球を合わせたものも製作。FAガール用手首関節で通常の手も使えるようにしてある
スサノヲ陽印のプラモデルの全身画像6
▲ 2本の剣や、武装の変形ギミックもそのまま活用。今回はある程度スサノヲ紅蓮の印象を残した作例となったが、これだけのボリュームがあるキットであれば付属パーツの使い方もそれだけ幅広い。他キットとの組み合わせ方をいろいろと考えてみるのもガールズプラモの楽しみ方のひとつであろう

はじめに
 はじめましての方ははじめまして! ふにふにインドという変な名前でモデラーやらせてもらってます。今回はいろいろとご縁あってまさかの作例デビューです。どうしてこうなった…。今回は皇巫スサノヲ紅蓮という大型キットを自分なりのスタイルで作らせていただきました。

ミキシングデザイン
 “スサノヲ紅蓮の作例”としてスサノヲの記号を切り離さないよう、武装状態はほぼ説明書どおりのスタイルにしています。また炎エフェクトパーツは「狐火」をモチーフとし、本体にも「狐・巫女」要素を詰め込んでいます。武装状態のシルエットがスサノヲのままなので、代わりに素体状態は…もう完全に私の趣味で遊ばせてもらいました。巫女モチーフには皇巫レガリア系の衣装や玉藻ノ前、ユクモ等がかなりそれっぽくなるミキシング素材になってくれています。

工作
 合わせ目消しやマスキングは苦手なのでほぼしてません。脚などはパーツ分割をそのまま塗り分けに利用しています。スサノヲのような大型キットはパーツ分割が多いため、隣り合うパーツのカラーを変えるだけでかなり情報量を増やすことができます。また塗り分けについても今回マスキングは一切しておらず、グラデーションとデカール、筆塗り部分塗装で情報量を上げています。

塗装
 素体部分に使っている黒はプリズムブルーブラックを使い、その上にツヤ消しを吹くことでピッチリとしたボディスーツ感を演出しています。また炎エフェクトもフチをクリアーオレンジで軽く吹いた後にツヤ消しを吹きました。クリアーパーツにツヤ消しはあまり好まれていないみたいですが、妖狐チックなボワっ…とした表現に一役かってくれています。髪の毛は狐の尻尾をイメージして塗装。毛先のグラデーションは正義です。

まとめ
 実はスサノヲ自体作ったのが初めてで、説明書どおり組むだけでもかなり満足感のあるキットでした。それを全塗装するというのはかなりの作業量ではありましたが、完成した時、今まで作ってきた中でも一、二を争うほどの達成感を覚えました。皇巫メガミはこの後にもいろいろバリエーションが控えているようなので、まだ触ってない方はぜひ作ってみてください!

メガミデバイス 皇巫 スサノヲ 紅蓮

●発売元/コトブキヤ●12980円、発売中●1/1、約22cm●プラキット

ガールズプラモスタイル03の表紙画像


ガールズプラモスタイル#03
2200円(税込)

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Ⓒ KOTOBUKIYA ⒸMasaki Apsy ⒸToriwo Toriyama

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