シリーズのアイコンガールを改めて作ってみる

　フレームアームズ・ガールシリーズ最初期からさまざまなキットで発売されてきた轟雷。数多あるガールズプラモの中でも、もっとも多くのユーザーが触れてきたキャラクターと言ってよいのではないだろうか。Rikkaによる作例は、何かしら改造テーマを設けている他の特集作例とは趣向を変えて、キットをどこまでもストレートに製作。シリーズ初期に付属したイラスト再現パーツや、FAガール轟雷と同時期に発売されたウェポンセットなどを加えて、ノスタルジーな作例として仕上げている。

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ガールズプラモの夜明け

　今では模型ジャンルの中に1カテゴリを形成し、馴染み深いものになったガールズプラモ。今回はその流行の源と言っても過言ではない、フレームアームズ・ガール轟雷(改だけど)を製作しました。フレームアームズ・ガール ウェポンセット1も使用し、FAガール始動の頃を思い返すような作例にしています。

　せっかく轟雷をこのテーマで作るなら、と塗料棚からフレームアームズ・ガールカラーを引っ張り出し、これも使ってみることにしました。髪色はプラチナブロンドベースと同シャドウ、胴体はアーマーブラックとインナーグレーを使用し、塗っているうちに思い出が甦ってきたりして懐かしい気持ちになりました。

　オーダーが白でしたので自前調色の青とグレーが少量入ったホワイトをメインカラーとし、一部塗り分け箇所にはグレーFS36622を使用しています。配色は好みで少し変えました。肌は成型色にラスキウスクリアーペールレッドでシャドウ入れ、フェイスパーツはシャドウ入れ→光沢クリアーで平滑面を作って瞳デカール→光沢クリアーでデカールを保護したあと半光沢クリアーでもう1層作ってからウェザリングマスターHのピーチで頬紅入れ→再び半光沢クリアーで保護してから爪楊枝の先端にエナメル塗料のホワイトをつけて頬のハイライトを入れて、ツヤ消しクリアーでフィニッシュです。

　ウェポンセット1は武器類を黒サフ→グラファイトブラックで銃器色とし、大型のシールドは少し遊びたい気持ちになったので表面は装甲カラーと同じ白、エヴァオレンジイエローでマスキングで模様を入れて、フレーバーとしてのチッピングをほんの少し加えてあります。
　年月とともにFAガールキットも関節やパーツ分けの細分化など進化していますが、轟雷改は改めてチャレンジするとなかなか作りごたえのあるキットだと思いました。長年積んでいるキットをお持ちの方は、久しぶりに箱を開けて轟雷とご対面してみてはいかがでしょうか。

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© KOTOBUKIYA