HOME記事スケールモデルアカデミー「F4F-4 ワイルドキャット」、アオシマ「RPS13 180SX TYPE X '96」など注目のスケールモデル情報をお届け!

アカデミー「F4F-4 ワイルドキャット」、アオシマ「RPS13 180SX TYPE X ’96」など注目のスケールモデル情報をお届け!

2024.08.06

Featured new Products! 今月の注目 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)


零戦のライバル ワイルドキャット

 F4Fは大戦以前からアメリカ海軍の主力戦闘機として多用され、後継となるF6Fが実戦化されたあとも第一線での使用が続けられ、イギリス海軍でも運用された。今回アカデミーからリリースされる-4型はシリーズの集大成的な機体で、その生産数も1169機とゼネラルモータースでライセンス生産された、軽量型XF4F-8と同規格のFM-2に次ぐ生産数を誇っている。-4型は前作-3型の主翼を折畳み式に改め、武装も12.7mm機銃4挺から6挺に強化したのが最大の変化だが、その結果として重量が増加し、速度は無論のこと航続距離や機動性などが-3型より低下したことは否めない。さてこのスケールの-4型キットとしてはタミヤの秀作が存在するが、最近金型技術が向上したアカデミーの新作だけに気になる存在だろう。キットは-4型の特徴である主翼の展張時と折畳み時を選択でき、これはタミヤにないメリットだろう。完成写真はCGで、パーツ写真も発表されていないため詳細は不明だが、パネルラインはシャープなスジ彫りで表現され、コクピットなどのディテールも充分な仕上がりのはずだ。エッチングパーツとマスキングシートが同梱され、デカールはミッドウェー海戦時4機分が用意されている。

F4F-4 ワイルドキャット “バトル・オブ・ミッドウェイ”

●発売元/アカデミー、販売元/インターアライド●4180円、9月予定●1/48●プラキット


完全新金型で180SXが登場

 生産終了から25年たった現在でも絶大な人気を誇る180SX。1996年に登場した後期型のタイプXを完全新金型でモデル化。ヘッドライトは組み立て後も開閉可能。車高はノーマル、ローダウンを選択できる。ノーマルとカスタムホイールの2本立て。窓枠マスキングシール付属。

ニッサン RPS13 180SX TYPE X ’96

●発売元/青島文化教材社●各4180円、10月予定●1/24●プラキット

ニッサン RPS13 180SX TYPE X ’96 カスタムホイール

●発売元/青島文化教材社●各4180円、10月予定●1/24●プラキット


アメリカ軍の地雷除去車両!

 前線での地雷処理には戦車に専用の機材を装着して行うのが一般的だが、一部には専用車両も存在する。そのひとつがアメリカ陸軍が採用したバッファローで、南アフリカが暴動鎮圧用に開発したキャスパー装甲兵員輸送車のライセンス生産権を取得したアメリカのフォース・プロテクション社がシャシーを延長して4輪から6輪に改め、車体も拡大されて前方に支柱を用いる起倒式の地雷処理機機材を装着したのが特徴だ。キットは200両が生産されたA1型をセレクトし、シャシーはもちろんのこと車内も再現され、地雷処理機材は使用時と通常走行時を選択できる。エッチングパーツも付属し、戦車を超える大サイズも魅力的だ。

アメリカ軍 バッファロー6×6 M P C VA1 地雷除去車(初回特典版)

●発売元/T-MODEL、販売元/ ハセガワ●4 7 3 0 円、9 月予定●1/72●プラキット


ボーダーモデルからはシャーマン新作

 M4中戦車は、前作であるM3中戦車のコンポーネントを一部流用し、新規車体と全周旋回式砲塔を搭載することで戦闘力の向上を図り、北アフリカ戦線に投入されて以後、大戦終了までアメリカの主力戦車として各型合わせ5万両以上が生産された。その最初の生産型となったのがA1型で、シリーズ唯一の鋳造車体を用いているのが特徴だ。キットはA1型での防御上の難点となっていた正、副操縦手ハッチ前部のペリスコープを廃止したA1型の二次生産車をセレクトしており、主砲砲身はプラと金属が用意され、ライトガードを3Dプリンター製とすることで薄さを再現している。またサスペンションは可動式とされ、上部転輪が支柱を介して後方配置に改めた強化型が選ばれている。エッチングパーツもセットされているのに加え、泥濘脱出用の丸太やキャンバスなどの装備品もパーツ化されている。デカールは4種を用意。ハセガワが輸入しているので、入手しやすいのもありがたい。

アメリカ中戦車M4A1 シャーマン 中期型

●発売元/ボーダーモデル、販売元/ハセガワ●9570円、8月予定●1/35●プラキット

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