HOME記事キャラクターモデル“Mr.マシーネン”せど×MAX渡辺が大型レールガンで「グラジエーター」を派手やかにカスタム!【Ma.K. in SF3D】

“Mr.マシーネン”せど×MAX渡辺が大型レールガンで「グラジエーター」を派手やかにカスタム!【Ma.K. in SF3D】

2024.08.20

Ma.K. in SF3D/グラジエーター【海洋堂 1/35】 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)

[Ma.K.in SF3D]EXPLANATIONS Vol.127

グラジエーターのレールガン

文/KATOOO(レインボウエッグ)

 今回はグラジエーター先行量産型/後期量産型の主武装であるレールガンについて解説します。グラジエーターは月刊ホビージャパン1984年8月号に登場した傭兵軍の4足歩行型重装甲戦闘スーツで100mmロケットチューブが初出時の武装でした。横山先生は1999年にボムフォル&チオネル社の1/20グラジエーターのレジンキットを製作中に新たな武装としてレールガンをスクラッチします。このレールガンは先行量産型以降のグラジエーターの主武装となりました。
 レールガンは物体を電磁気力で加速して撃ち出す装置で、グラジエーターのレールガンは放射能処理された劣化ウラン弾を電磁レールで加速し射出する設定です。レールガンをスクラッチしてグラジエーターの武器にした経緯を横山先生に伺いました。
「『SF3D』の時代にはレールガンは現実世界で存在してなかったんです。40年前にグラジエーターを作った時に火薬を詰めて撮影しようということになってロケットチューブを作るんだけど、当時真鍮パイプを切るのが大変で3本しか切れなかったので3発しか撃てない弱武装の機体になってしまったんですよ。そのことがずっと気がかりだったので、関口君原型のグラジエーターのレジンキットを1999年に作った時に、世の中に出てきたレールガンを武器にしたんです。マシーネンとして復活したその頃はマシーネンと現実がリンクし始めていて、偵察用の機器をあるスタジオで作っている映像をたまたま見たら、そこにノイスポッターのプラモデルが映ってたんですよ。それで3連装ロケットランチャーに比べて何発も撃てる当時最先端のレールガンを取り入れたんです。『SF3D』の時代は武器が少ないのがいいって言ってたけど、3発しか撃てないグラジエーターは不安になるもんね(笑)」
『SF3D』時代は武器は少ないほうがいいというデザイン上の鉄則があってP.K.A.は1回しか撃てないノイパンツァーファウストで戦うわけですが、撃ち終わったあとに別の武器をつかんで戦うこともできます。その点、乗り込んだら武器をつかむことができないグラジエーターの武装が3発しか撃てないロケットランチャーというのは確かに不安になります。今回のグラジエーター特集後編の大型レールガン装備機を見て、グラジエーターにレールガンが装備されて本当に良かったとしみじみ思うのでした。

▲横山氏製作の海洋堂1/35グラジエーター後期量産型。主武装はレールガンで後部にスモークディスチャージャーを装備

横山ヘッドの絵爺編是流なのだ

 筆塗り特集にあわせて作った“絵爺編是流”(エジイ・アムゼル)をこの連載でもお見せしましょう。ウェーブの1/20ノイスポッターなどに入ってるエディ君の体に寒河江さん原型の横山ヘッドを付けました。前もって買っていた眼鏡のエッチングパーツも付けてます。不気味な感じがいいでしょ。

製作・文/横山宏

▲塗料缶はアメ車のキットのメッキランナーを加工
▲古くなった筆を活用した
▲月刊ホビージャパン2024年9月号のP.76の筆塗り対談にも掲載されたシン・塗装兵こと絵爺編是流と1/72月光
▲服に付いた塗料はネイルアート用ブラシで塗装

「横山宏×MAX渡辺 スペシャル対談 続・筆塗りのススメ!」は月刊ホビージャパン2024年9月号のP.76から。筆塗りを楽しみたいモデラー必見の内容です!!
Web記事はコチラ

© Kow Yokoyama 2024

1 2
この記事が気に入ったらシェアしてください!

MAX渡辺/横山宏/KATOOO

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2024年9月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2024年8月号

ご購入はこちら

月刊ホビージャパン2024年7月号

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー