HOME記事ガンダム「ガンダム・ガミジン」をスクラッチで製作! 設定画の雰囲気に寄せて重厚な装甲と武骨な装備を再現【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ MSV】

「ガンダム・ガミジン」をスクラッチで製作! 設定画の雰囲気に寄せて重厚な装甲と武骨な装備を再現【機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ MSV】

2024.08.17

ASW-G-04 ガンダム・ガミジン【スクラッチビルド 1/144】 月刊ホビージャパン2024年9月号(7月25日発売)

セブンスターズの一翼を担うガンダムをスクラッチで再現!!

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ MSV』より、「ASW-G-04 ガンダム・ガミジン」を仲井望がスクラッチで製作。本機はセブンスターズの一角を占めるファルク家が所有するガンダムで、約300年前の厄祭戦において初代ファルク家の当主カルフ・ファルクが搭乗したとされている。プラ材とエポパテを駆使して再現した重厚な装甲と武骨な装備から、厄祭戦で猛威を奮ったであろう姿をご想像いただきたい。

▲HG『鉄血のオルフェンズ』シリーズ共通のガンダム・フレームをベースに、外装および主武装のリボルバーガンアックスと110mm六連ガトリング砲をスクラッチで再現
▲ガミジンのツインアイはスタンダードなガンダムタイプとは異なり、赤い点のような目が光っている。アゴのスリットと相俟ってドクロのような印象を受ける
▲胸部フレームは設定画を参考に真鍮線やプラ材でディテールアップ。首はポリパーツをプラ板で延長し、エポパテで囲って設定画の形状に近付け、襟はキットパーツを芯にエポパテを盛っている。胸中央の可動部は側面にプラ板を貼って渋みを調整し、プロポーション改修のため、下部をプラ板で延長した

▲頭部はすべてエポパテからの削り出し。ブレードアンテナは裏面と側面をプラ板で補強し、ツインアイは1.6mmプラ棒で再現。整形と塗装を考慮して細かく分割している

▲外装はすべてエポパテで製作し、塗装を考慮した分割にしている
▲バックパックは個々に製作したエポパテブロックを組み合わせている。フィンモールドは短冊状に切り出したプラ板を重ね貼りし、スラスターノズルは市販パーツを使用。ガンアックスのマウント部はプラ板から製作したパーツを本体に埋め込む形にしている。ガトリング砲接続部は市販パーツを貼り付け、内部にボールジョイント受けを仕込んだ
▲肩関節は設定画を参考に接続部をエポパテで大幅に延長。ボールジョイントはキットのものを使用し、真鍮線と瞬間接着パテで補強。肩アーマー接続部はプラ板とレジンブロックで自作したパーツに3mmのKPSランナーを使用して保持力を強化している。上腕はキットの一部をカットして外装をエポパテで自作。前腕はキットパーツに被せるようにプラ板とエポパテで外装を自作した
▲武器持ち手はキットパーツをベースに親指部分でいったん切り離し、レジンブロックとプラ板で延長。平手はHG MSオプションセット7を使用し、握り拳は複製した平手パーツを加工して製作。手甲はキットパーツを改造している
▲腰フレームはキットパーツを芯にして、脚付け根は接続軸にプラパイプをはさんで延長。腰幅を広く見せている。フンドシ後部はエポパテで形状出しを行い、リアアーマー接続用にポリボールを使用。サイドアーマーはエポパテで製作し、複製して左右ぶんをそろえた

▲フロントおよびリアアーマーはアウトラインを切り出したプラ板をガイドにしてエポパテから製作。フロントアーマーの接続には小さい径のポリボールを使用し、リアアーマーは塗装を考慮してダクトを別パーツ化

ⓒ創通・サンライズ

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仲井望(ナカイノゾム)

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