■ロボコップ3
　製作にあたり本編を改めて視聴。あららオムニ社は日本企業カネミツ・コーポレーションに買収されていて業績復帰のノルマを果たすために都市計画「デルタ・シティ」構想を推し進めるのね。邪魔な在住民を立ち退かせるためオムニ社は私設特殊部隊リハッブを派遣、蹂躙され強制収容されかねない住民が地下組織化、市民の安全保持指令とオムニ社忠誠プログラムの間で揺れるロボコップ。ああ、ルイス巡査が！　自身もリハッブによって損傷を受けたが、市民反乱組織に助けられ行動をともにする…。両親と引き離された少女ニコのハッカーとしての有能っぷりとマーフィとの心の交流が泣ける。
　カネミツから配給された忍者的なアンドロイド「オートモ」の存在に象徴されるように、製作公開された時代背景をも色濃く反映されている本作だが、我らがマーフィが市民とともにある結末は非常に印象深く、そのデザインとともに我々の脳裏に焼き付いている。

■空爆
　劇中クライマックス、リハッブの自走砲が反乱分子に牙をむき窮地に陥ったその時、爆音とともに飛翔するジェットパックとアームガンを装備したロボコップ。動画で何度も確認したがジェットパックのアームとアームガンが同時に装着されており、自走砲をロケット弾で空爆するシーンでもアーム部のスラスターノズルがきっぱり映っていた。
　アームガンは劇中同様に左腕部を外してアタッチメント交換する仕様だが、ジェットパックのアームは手首ボールジョイントではさみ込む仕様である。うむ、これは何とか両立させたいので知恵を絞った。
　左腕をアタッチメント交換するクリアランスを考慮したうえで、アームガン内部に手首と同様のボールジョイントを仕込み、ジェットパック左アーム部を改造。これで双方を同時に装着できた、ジェットパック左アーム部の手首ステーはいったん切り離し、ネオジム磁石で差し替え式とすることでアームガンなし状態も再現可能とした。

■塗装
　ロボコップの装甲はシルバーではなく青紫のシェードが掛ったややダークメタリック寄りの印象があって、その塩梅が微妙である。調子を見ながらその塩梅を探ったので記憶を辿りながら工程を記しておく。雲母堂本舗のCCパールを採用したのは顔料の発色が決め手である。

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