水性塗料やラッカー塗料…あなたの好みの塗料はどれ?筆塗りに使われる塗料の違いや特徴を紹介!
2024.08.02あなたの好みの塗料を見つけよう! 塗料解説
ここでは主に国内で入手しやすい、筆塗りに用いられている塗料をご紹介します。ラッカー塗料、水溶性塗料、エマルジョン系と塗料によって性質はさまざま。この際、それぞれの特徴をバッチリ押さえてしまいましよう!
模型塗料の定番「ラッカー塗料」
国内でもっとも手に入りやすく、色数も多いのがラッカー塗料。各メーカーが多彩な色をラインナップしているので、選択肢は無限大(?)。匂いはありますが、速乾性で滑らかな塗面を形成できて、安定感がある一本です。
Mr.カラー
●発売元/GSIクレオス●各220円●各10ml
タミヤ ラッカー
●発売元/タミヤ●各220円●各10ml
ガイアカラー
●発売元/ガイアノーツ●各275円●各15ml
上の3種が模型店などで手に入りやすい代表的なラッカー塗料
筆塗りの可能性を広げた「シン・水性ホビーカラー」
ラッカー塗料に比べて使いにくいとされてきた「水性ホビーカラー」が、完全リニューアル後は大きく性能が上がり、ラッカー塗料とほとんど変わらない使い心地になりました。匂いがマイルドなのでリビングモデリングも可能。筆塗りの強い味方として、現在愛用者が急増中!
水性ホビーカラー
●発売元/GSIクレオス●各220円●各10ml
水性ガンダムカラー
●発売元/GSIクレオス●各253円●各10ml
通常の水性ホビーカラーの他に、水性ガンダムカラーも発売中。後者のラインナップが充実してきており、特色を増やすことでラインナップの拡張が図られている
匂いなし! 水だけで塗れるアクリジョン!
GSIクレオスが発売するエマルジョン系塗料「アクリジョン」。匂いが皆無、水道水などの水で希釈や筆洗いが可能な塗料です。下地に塗る「アクリジョンベース」や「アクリジョン筆塗り専用」なども発売されています。
アクリジョン/アクリジョンベースカラー/アクリジョン筆塗り専用
●発売元/GSIクレオス●各220円(ア)、各330円(べ)、各308円(筆)●各10ml(ア)、各18ml(べ)(筆)
タミヤ伝統の水性アクリル塗料「タミヤカラー アクリル塗料」
タミヤが展開するスケールモデルに合わせて調色されているタミヤカラー アクリル塗料。瓶の状態で筆塗りに適した濃度になっています。光沢(Xナンバー)とツヤ消し(XFナンバー)がラインナップされており、特にツヤ消しカラーはとてもマットな仕上がり。
●発売元/タミヤ●220円〜●各10ml
色数豊富! ボークスが総代理店を務める世界的水性塗料「ファレホ」
世界中で愛される水性エマルジョン系塗料のファレホ。色数が膨大なので、塗料棚を探せば必ず1本、あなたが気に入る色が見つかるはず。水だけで非常に滑らかになり、塗りやすさは抜群。水性アクリル塗料ならではの隠蔽力の強さも魅力的。
●発売元/ボークス●319円~●各17ml
ファレホ メカカラー
圧倒的塗りやすさ「シタデルカラー」
ファレホ同様、海外からやってきたエマルジョン系塗料。ゲームズワークショップの「ウォーハンマー」の世界観に合わせた塗料で、独特の色味が豊富でユニーク。基本的な色が揃っている「ベースカラー」は、ここで紹介している塗料の中でもっとも隠蔽力と伸びがよく、初めて筆塗りする人でも「きれいに塗れた!」と思える成功体験を得やすい塗料です。
●発売元/ゲームズワークショップ●580円~●12ml~
コントラスト
アクリルガッシュ&U-35
ターナーが発売する絵の具「アクリルガッシュ」と「U-35」も昨今模型用塗料として注目を集めています。水だけで希釈や筆洗いが可能で、色数も豊富。下地に模型用サーフェイサーを吹けばさらに定着力が上がります。U-35は透明度の高い絵の具で、アクリルガッシュと混色したり、アクリルガッシュの上から重ね塗りして下地の色を透かしたりと、より表現の幅が広がる絵の具です。
●発売元/ターナー色彩●319円~●各20ml
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