ノーマルモード

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　アルカナディアシリーズから、闇属性のティアーズ「ルミティア ReACT-A」が発売されました。パッケージデザインは通常版ルミティア同様、イラストレーターの「necömi」氏が担当しており、美しいシルエットと幻想的な雰囲気に目を奪われます。今回は、そんなイラストを再現するような塗装表現に挑戦していきます。

　まずは基本工作から。このルミティアにはディテールに跨がる合わせ目が存在するため、瞬間カラーパテや流し込み接着剤を用いて合わせ目消しを行いました。サーフェイサーを吹きながらディテールの彫り直しや凸モールドの調整を少しずつ進め、各部のパーティングラインも丁寧に処理して準備を整えます。

　全体的にダークトーンなカラーリングを施すため、各部のディテールラインを強調する塗装を行います。まずベースカラーとしてNAZCA ダークブルーイッシュパープルを吹き、その後、ガイアカラー パープルヴァイオレットを薄めに希釈して、ディテールラインの周りにうっすらと吹きかけます。このとき、希釈時にEx-クリアーを少量加えると適度な粘度になり、コントロールがしやすくなります。次にディテールラインを残してマスキングを行います。細かな部分はマスキングゾルを使うとキレイに仕上がります。最後にもう一度ダークブルーイッシュパープルを吹いて完成です。

　このルミティア ReACT-Aには髪パーツが2種類付属しており、それぞれ異なる方法で塗装しました。
白髪＝ベースカラーにはフィニッシャーズ スーパーシェルホワイトを使用し、その上にラスキウスライラックでグラデーションを行い、最後にMr.クリスタルカラー ダイヤモンドシルバーで仕上げました。髪の流れに沿って、先端部分の影色を意識しました。
赤髪＝ガイアカラー ローズディープレッドをベースに使用し、ハイライトにはガイアカラー 焔小豆を用いました。光に反射する髪色をイメージして塗装しています。

　最後になりますが、アルカナディア「ルミティア」の作例を2022年に発売されたホビージャパンエクストラで製作したことは、ボクのモデラー人生にとって非常に良い経験となっています。

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Ⓒ KOTOBUKIYA