「HGマイティーストライクフリーダムガンダム」S字立ちがきまるようにヒザ関節内部を加工、パネルラインモールドを追加し劇中プロポーションを目指す!【ガンダムSEED FREEDOM】
2024.07.21ZGMF/A-262PD-P マイティーストライクフリーダムガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年8月号(6月25日発売)
ここがポイント
ヒザ関節を加工してS字立ちさせる
(解説/sannoji)
マイティーストライクフリーダムガンダムはプラウドディフェンダーを背負う関係で背中が重くなり、しっかりと直立させるのがやや難しく感じます。そこで脚をもっと引いてS字立ちができるようにヒザ関節を加工します。
■必要だから愛するのではありません! 愛しているから必要なのです!
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の劇場公開がフィナーレを迎えるとほぼ同時に、一部の配信サービスで配信が始まりました。映画館に行けなかった人も映画館で観てきた人も要チェックです。公開まで情報が伏せられていたマイティーストライクフリーダムガンダムにはいろいろな意味で度肝を抜かれました。真打ともいえる機体ですので、気合いを入れて製作開始です。
■頭部
ブレードアンテナのシャープ化でかなり印象が変わります。キットは設定画に近い顔立ちですが、好みでマスクとアゴの下端を削って小顔にしています。マスクは下側を若干浮かせるように角度を変更して接着しました。
■胴体
腰部フロントアーマー下端をシャープ化し、リアアーマーはフレームパーツとの接続部分にプラ板でクサビを入れて角度を変更しました。また、見る角度によってはリアアーマー内部が丸見えになるためプラ板でメカモールドを追加しています。
■腕部
肩アーマーの赤いパーツは全体を削ってひとまわり小型化。ビームシールド発生器は先端をシャープ化しました。
■脚部
脚の長さは変えずに太モモ外装パーツの前側上端をプラ板で延長して見た目の印象を変え、S字立ちがきまるようにヒザ関節内部の干渉部分を削って前側に反れるようにしました。足首周辺が少し詰まっている印象を受けたので、ボールジョイント受けに1.2mmほどのスペーサーを入れています。
■塗装・仕上げ
白=クールホワイト+ウイノーブラック(極少量)
赤=シャインレッド
青=コバルトブルー+MSブルーZ系
紺=ウイノーブラック+ネイビーブルー+ニュートラルグレー(少量)
黄=キアライエロー+モンザレッド(極少量)+クールホワイト(極少量)
ライトグレー=明灰白色(三菱系)
ゴールド=ヴィクトリーゴールド
ピンク=GXメタルピーチ
プラウドディフェンダーの発光部分は、キット付属の3DメタリックシールにGXメタルピーチを吹き付けてラメ感を加えたものを貼り付けました。市販の水転写デカールでほどほどに情報量を上げて、ゴールド部分は半光沢、それ以外はツヤ消しで仕上げました。
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードコズミックイラ”
ZGMF/A-262PD-P マイティーストライクフリーダムガンダム
製作・文/sannoji
ⓒ創通・サンライズ
sannoji(サンノジ)
キャラクターメカを中心に手掛けてきたが、近頃はガールズプラモにも守備範囲を広げている月刊ホビージャパン10年目の中堅モデラー。