充実のラインナップ!! 「水性ガンダムカラー」で筆塗りトライブ!!
エントリーグレードと筆塗りは相性抜群
さまざまなプラモを筆塗りで楽しむ月刊ホビージャパン人気連載コーナー「筆塗りトライブ」。今回のお題は「エントリーグレード ストライクガンダム」と、本キットをさらにアップデートできるオプションパーツセット ガンプラの「01」と「02」(以下OP01、OP02)を組み合わせることで完成する「パーフェクトストライクガンダム」!! キットの構成がシンプルなので、初めて筆塗りにチャレンジするのにももってこいのプラモといえます。
今回はこれから筆塗りにチャレンジしてみたい! という方のために、どんどんラインナップが豊富になっている水性ホビーカラーの筆塗りで仕上げてみようと思います。
(構成・文/フミテシ)
今回のパイセン
フミテシ/元ホビージャパン編集部員で「筆塗りトライブ」コーナーの構成を担当。最近はマクロスのプラモにハマっています。
塗装ポイントと使用キット
POINT
1/水性ガンダムカラーと水性ホビーカラーを併用する!
2/本体にウェザリング、スミ入れはしない!
下地のサフを活かしてディテールを際立たせる!
3/ストライカーパックごとに塗装表現を変えてみる
今回のメインディッシュ「オプションパーツセット ガンプラ」
オプションパーツセット ガンプラ 01 (エールストライカー)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1210円、発売中●1/144●プラキット
オプションパーツセット ガンプラ 02 (ランチャーストライカー&ソードストライカー)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1210円、6月29日予定●1/144●プラキット
400番→600番で各パーツをヤスリがけ!
筆塗りで使用する工具類
プロモデラー・清水圭プロデュース!
筆洗いと溶剤
メカサフ用の容器
マドラー
使用する主な水性ガンダムカラー
白グループ
青グループ
赤グループ
ガンダムのメインカラーの筆塗り
下地塗装
ディアクティブホワイトを塗装
スジ彫りを極力塗り潰さない
エアリアルホワイトを塗る
面の中央部を狙う
フリーダムブルーを塗装
RX-78-2 ガンダムブルーを塗装
青の塗装完了
デスティニーレッドの塗装
ソードインパルスレッドの塗装
エアリアルグレーでタッチを加える
メインカラー塗装完了!
ガイアペイントリムーバーRはとっても便利!
下地に白を塗るのは大事
ハイネ専用機オレンジが大活躍!
仮組みしてチェック
専用色のありがたさ!
いいところにイザークカラーが!!
テクスチャーを強めにします
塗装完了!
重火器の重みをイメージして
メカサフ ヘヴィをかなり残していきます
RLMライトブルーでタッチを加えます
メリハリを強く!
飛行機模型の塗装をイメージ
下地にディアクティブブラック
青を使って黒を表現
マットな黒になります
青は暗い影色になる!
下地の青を透かします
黒の塗装完了!
半光沢スプレーでコート
ランチャーストライカーだけスミ入れする!
描くようにスミ入れ
周囲にボケ足が残るように拭き取り
センサーはシルバー+クリアーカラー
清水圭の“水性ホビーカラー筆塗り”の衝撃。プラモがさらに大好きになった
──フミテシさんって筆塗りが好きだったんですか?
フミテシ(以下フ):めちゃくちゃ苦手で、むしろ嫌いでした。なんでもマスキングしてエアブラシ塗装してましたよ。でも、結婚して家庭も持って環境が変わったら、今までのようなスタイルでプラモを楽しむのが厳しくなったんです。
──それで思いっきりスタイルを変えたんですか?
フ:はい。まずは臭いの強いラッカー塗料から離れてみて、さまざまな水性塗料を使ってみたんです。その時に「シタデルカラーの筆塗り」、ウォーハンマーに出会いました。深いディテールの模型をシタデルカラーを使った筆塗りだけで1体完成させることができた時に、僕の新しい模型ライフがスタートしたと思います。さらにウォーハンマーを塗ると、細かいディテールを塗る所作を体が覚えてくれて、違う水性塗料を使って異なる模型を塗ってもいい感じに塗れるようになるという、なんだかドラ●ンボールの修行の成果みたいなのも得られて、さらに筆塗りが楽しくなりました。
──そこから、シタデルではなく水性ホビーカラーがメインになったのは理由があるんですか?
フ:清水圭さんが塗った、筆塗りトライブの第1回目の作例「リガード」がきっかけです。リニューアル後の水性ホビーカラーは、エアブラシ塗装・筆塗りの両方で使っていたのですが、清水さんの水性ホビーカラー筆塗りを目の前で見て「こんなにかっこよく塗れるのか!」と衝撃を受けたと同時に、水性ホビーカラーを信用できるようになりました。工具とか塗料って、信頼してあげるとちゃんと応えてくれるのかも? って思いました。『ガンダムSEED』のMSも、エアブラシ塗装だけではなく、こうやって筆塗りを信じて仕上げてみるとすごくかっこよくなると体験できたのが今回最高に嬉しかったです。宇宙世紀、オルタナティブガンダム、筆塗りはどんなガンプラでも楽しめる可能性を秘めているんだな……、と感じたので、これからのプラモライフがさらに楽しくなりそうです!
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “エントリーグレード”ストライクガンダム & オプションパーツセット ガンプラ01(エールストライカー) & オプションパーツセット ガンプラ02(ランチャーストライカー &ソードストライカー)使用
GAT-X105+AQM/E-YM1 パーフェクトストライクガンダム
製作・文/フミテシ
Ⓒ創通・サンライズ