HOME記事イベント『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』ソフト先行発売も! 半田健人×芳賀優里亜による「ファイズ・リマインド Vol.5」レポート

『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』ソフト先行発売も! 半田健人×芳賀優里亜による「ファイズ・リマインド Vol.5」レポート

2024.06.10

 最初の質問は、真理が美容師を目指していて、劇中でも巧や啓太郎の髪をカットしていたことについての苦労話について。芳賀は「確か田﨑さんのお母様が美容師さんで、カットしているのをよく見ていたらしくて、カットのシーンは田崎さんが見様見真似で教えてくれたんです」とエピソードを披露。また、「ただ、ロットに関してはマネキンが楽屋に置いてあって、それで練習しました。だから、手元も吹き替えなしでやっています。でも、ロットはやっぱり難しくて、撮影の1、2週間前ぐらいから、マネキンをセットとか楽屋とかに置いといてくださったので、合間に練習をしていました」と難しさを思い起こし、「真理が美容師を目指しているという設定は撮影前から知っていたんですけど、そこから広がらなくて良かったかも(笑)。だから、『パラダイス・リゲインド』で自分のお店を持っていてカットとかをするシーンがあったらどうしようと思っていたんですけど、全然なかったです(笑)」と胸をなで下ろしていた。

 続いての質問は、コメンタリーでも話題に上がった衣装についてで、巧の黒いピーコートも東映の衣装室にあったものかというもの。半田は「あれは新品に近い状態だったので、衣装部にはあったかもしれないですけど、最初に使ったのは巧のような気がしますね。あれを選んだことによって、吹き替え用の高岩さんのもサイズ違いで買い足したので、吊るしで衣装部にあったものとは違うかもしれない」と答えると、芳賀が「私たちの初登場で着ている衣装に関しては、監督やプロデューサーさんとみんなで原宿に行って買ったんだよね。だから、その時に誰かが選んでいる可能性はあるかな」と、当時、半田が学校のために関西に戻っていた際の出来事を付け加えた。

 さらに、最初の登場で真理が来ていたコートも、真理のバイクの吹き替えが男性だったので、着やすいように暖かいインナーが外されていたことや、黒と赤の2種類あった巧のネックレスは小道具係の方が買ってきて、提案されるまま最初に黒のネックレスを着けたということなど数々のエピソードも飛び出した。また芳賀は、『仮面ライダーアウトサイダーズ』の撮影で、その担当のスタッフさんが保管されていた当時の真理のミサンガやネックレスを持ってきてくれたということも明かしていた。

 次の質問は、2人が演じた中で思い出に残っているシーンについて。2人は食事のシーンを真っ先に挙げつつ、芳賀が「やっぱり唐橋さんと最初に会った時は、こんな人がいるんだってなった(笑)。だって当時はまだ15歳でさ、言ってもそんなに変な人に出会ってないわけで、まだ変態知らずなわけじゃない(笑)。それで、噂だけ聞いて、なんかすごい人がいるんだなって」と唐橋との出会いを挙げると、会場の観客も大いに沸いた。そんな唐橋について、半田も「変な人が来ると聞いていた」と笑顔を見せつつ、「『仮面ライダー555』のレギュラーはおとなしかったので、唐橋さんみたいな面白い人が来てくれたことで、ちょっとムードも変わったかなと感じていた」と称賛した。

 次に、今から当時の若い演技を振り返ってどう思うか尋ねられると、半田は「本当にあれは等身大なのかなと思いますね。そういった意味では、狙いが全くないお芝居をしていたと思います」と回答。『仮面ライダー555』に出演する前は、おとなしい役やクールな役が多かったという芳賀は、「真理みたいにガツガツ行く役は初めてでしたけど、逆に自分っぽくないほうが楽しくて、そういう意味では、真理という役は合っていたのかなと思います」と振り返り、「『仮面ライダーキバ』では、あれも井上さんが書いてくださったんですけど、結花みたいな役でした。別にどっちがいいとかじゃないけど、いろいろな見せ場という意味では、真理の方が楽しかったかなという印象はありますね」と思い明かした。

 また、第21話「加速する魂」で、草加がファイズアクセルをどう手に入れたと思うかと質問されると、半田も「あれは謎だよね」と同じく疑問を呈し、芳賀は「真理のとこにもスマートブレインから急にいろいろなものが送られてきたりするから、やっぱりスマートブレインなんだろうね」と想像を膨らませていた。

 そんな『仮面ライダー555』あるあるの一つであるパワーアップアイテムの入手経路が不明ということについて、半田は「真理の元には、そういうのが特典みたいに送られてくるんだよな」と発言すると、会場も爆笑。芳賀も「映画でも、パーンって投げてキャッチして急に渡すじゃん。私も『どっから取ってきたの?』みたいになってた(笑)」と続けて、笑いを誘った。

 そして最後の質問は、『仮面ライダー555』放送当時にまだ生まれていなかったというファンから、そういう人たちもファンとなって楽しんでいるということをどう思うかというもの。古いものが好きな半田は、「そういう感覚が僕にもあるから、そこに関してはごく自然な現象の1つだなと思う」と共感を寄せ、移り変わりしていく通常のドラマとは違って、仮面ライダーシリーズは「自分がリアルタイムで見てなくても、そのアーカイブからすごくハマってくれるという、これは僕らの特権というか、そういう感じはある」と胸を張った。

 現在もいろいろな現場で『仮面ライダー555』を見ていたとスタッフから声をかけられるという芳賀は、「こんなにもずっと愛されていく作品になると考えながらやってないわけじゃないですか。こんなにも影響力があって、こんなにも見返してもらえて、今も面白いと言ってもらえる作品はなかなかないので、これは本当に嬉しいです」と喜びを露わにした。

 イベントの最後に、半田は、次回Vol.6の開催が6月23日(日)になることを発表。さらに9月1日(日)に「ファイズ・リマインド」にプラスして、自身が40歳の大台に乗ることから、生バンドによるライブも行うことを発表した。

 そして今回のイベントの最後として、半田は「この「ファイズ・リマインド」の構想は、 最初に芳賀さんへ相談したんです。YouTubeにしようかとか、配信にしようかとか。そこから話しが膨れ上がって、今の形に落ち着いたわけなので、言ってみたら、芳賀さんは共同製作者であり、準レギュラーだと思っています」と芳賀の次回以降の出演も匂わすと、その言葉に芳賀も「ありがとうございます。次も楽しみにしています」と笑顔でイベントを締めた。

 イベント終了後も、プレミア席の観客と半田たちとの撮影会や、会場物販で先行販売されたVシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』特別版Blu-ray/特別版DVDを購入した方へのサイン会も行われ、今回も集まった『仮面ライダー555』のファンが大いに盛り上がるイベントとなった。

仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド

●発売元/東映ビデオ
●6600円/5500円(BD/DVD 通常版)、9900円/8800円(BD/DVD 特別版)、30250円/29150円(BD/DVD CSMカイザフォンXX版)、33550円/32450円(BD/DVD 完全版)
●発売中(通常版、特別版)、9月13日予定(CSMカイザフォンXX版、完全版)

公式サイト

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