HOME記事キャラクターモデルAMAKUNITECHより誕生した「ジェネシックガオガイガー」! 大ボリュームキットを成型色を活かしながら金属色を中心に塗装して仕上げる!【勇者王ガオガイガーFINAL】 

AMAKUNITECHより誕生した「ジェネシックガオガイガー」! 大ボリュームキットを成型色を活かしながら金属色を中心に塗装して仕上げる!【勇者王ガオガイガーFINAL】 

2024.06.01

ジェネシックガオガイガー【ホビージャパン】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)

ジェネシックガオガイガー正面図

その名はAMAKUNITECH! 成型色活かしでキットのパワーを引き出す

 ホビージャパン発のプラキットブランド「AMAKUNITECH」より、第1弾アイテムとして『勇者王ガオガイガーFINAL』のジェネシックガオガイガーが発売と相成った。AMAKUNI機神版のジェネシックガオガイガーから形状や構造を可能な限り踏襲し、プラキットに落とし込んでいる本アイテム。「最強の破壊神」というワードを具現化したかのようなエッジの効いた造形と、ダイナミックなアクションが楽しめるキットに仕上がっている。イタミテックによる作例は、成型色を活かしながら金属色を中心に塗装する方式で製作。大ボリュームキットを現実的な作業量でよりグレードアップさせている。本記事を参考に、ぜひホビージャパン渾身のプラキットを楽しんでもらいたい。

ジェネシックガオガイガー本体プロテクトシェード展開時
▲AMAKUNI機神の複雑な可動箇所はAMAKUNITECHで差し替え式に置き換えられているが、ジェネシックガオガイガーとしてのギミック再現は妥協していない。プロテクトシェードも展開パーツと専用ハンドで再現できる
ブロウクンマグナム射出時

▲ブロウクンマグナムも着脱可能。また脚部の可動範囲はAMAKUNI機神譲りとなっており、ドリルニーによるヒザ蹴りも力強く決まる

ジェネシックガオガイガー背面
ジェネシックガオガイガー正面
▲作例は塗装を金属色と部分的なワンポイント、スミ入れのみとし、別売りの専用デカールを加え、黒や赤などの箇所はキットの成型色のままとしている。キット自体の完成度もあって、効果はご覧のとおり。かなりのパーツ点数があるキットだが、この製作方式であればかなりトライしやすいはず。記事を参考に自分なりのジェネシックガオガイガーを造り上げてもらえれば幸いだ
ジェネシックガオガイガー正面(素組み状態)
▲専用デカールを貼り付けたキット素組み状態。上の画像の作例と比較すると、行った作業の効果の高さが実感してもらえるだろう
ジェネシックガオガイガー、髪の毛アップ図

▲髪の毛はパールゴールドを軽く吹いて光の反射で煌くように。胸のギャレオンなど2色の金色箇所はDX玩具のガオガイガーをイメージしたメッキ調仕上げ、腹部や上腕などはスターブライトシャンパンゴールド、と部位によって塗料を使い分け、質感を高めつつメリハリを付けている

▲唯一の工作点として、脚の爪裏の肉抜きをパテで埋めて整形している

▲設定で黒塗りになる凹モールド部分は水性ホビーカラーのブラックで塗り潰し、乾燥後に中性洗剤ではみ出しを拭き取る方式で塗装。細かい塗装だが行っておくと全体の印象が非常に引き締まる

▲各ジェネシックマシンの目は、水性ホビーカラーの色ノ源でメタリック色にしたシルバーを塗って再現。色ノ源をほんの少しずつ混ぜるのが調色のコツ。乾燥後は黒塗り部分同様にはみ出しを拭き取る

▲デカールはマークフィット(スーパーハード)でしっかり定着させている。デカールとツヤ感が近い赤パーツなどはトップコートせずそのまま、半ツヤの黒はセミグロスクリアープレミアムでコートしてツヤ感を合わせた

▲ヘル・アンド・ヘブン用ハンドは、ガジェットツール装着部分をグロス仕上げにして質感の違いを表現した
▲ウィルナイフとボルティングドライバーのクリアーグリーン部分は、アニメ作画の雰囲気を狙って緑の塗装と白のスミ入れを施している

■君達に、最新情報を公開しよう! (以下小林清志さんっぽく)
 AMAKUNITECHジェネシックガオガイガーは質感の高い成型色が使用されており、一部のパーツには塗装もされている。そう、組むだけでファイナルフュージョン成功率は100%だ。本作例ではその成型色を出来るだけ活かし、さらにポイントを絞った追加塗装を行って完成度を高めてみた。これからキットを製作する勇者等のヒントになれば幸いである。

■これが、勝利の鍵だ!
 ワンポイントのメタリック部分は、水性ホビーカラーの銀と色ノ源を混ぜて作った簡易メタリックで塗装した。この方法は市販されていない水性メタリック色を作れるのでとてもオススメである。
 デカールは若干光沢があるため、黒の成型色と馴染ませるため半光沢でトップコートした。成型色の赤とガンメタ部分はデカールと光沢が近いのでトップコートしていないが、マークフィットスーパーハードを上塗りすることで定着力を高めている。段差をまたぐデカールにも、上塗りするだけでモールドに追従するぞ。

■あとは勇気(塗装)で補えばいい!
 最新の成型色は確かに強力だ。だが、部分的にでもこだわりの色で塗装するのは模型の醍醐味だろう。個人的にDXロボット玩具が好きなので、金はボーンペイントのメッキ調塗装を施してみた。ウィルナイフなどは、サフレスで塗装後にパール塗装→光沢クリアーを上塗りし、白いスミ入れをすることで本体と質感の差を出している。ヘル・アンド・ヘブン用ハンドはアンダーブラックIIで光沢塗装し、特別感を演出した。
 今回は合わせ目も消さず、組んで好きな部分だけ塗装しているが、大きな満足感を得られた。ぜひ君もこのキットを手に、君だけのジェネシックガオガイガーを完成させてほしい!

■ほかカラーレシピ
太モモなど=スターブライトシャンパンゴールド
指などガンメタ部=黒鉄色
目=レッドマイカ→蛍光ピンク
髪=蛍光イエロー+オレンジ→ハイライト部にトパーズゴールド
肩=スパーキングブルー
ウィルナイフなど=コバルトグリーン→プリズムパステルミントグリーンブルー
金部分=アンダーブラックII→ボーンアルム→フィニッシュクリアイエロー+レッド
オレンジ=アンダーブラックII→ボーンアルム→フィニッシュクリアオレンジ+イエロー

ホビージャパン ノンスケール プラスチックキット“AMAKUNITECH”

ジェネシックガオガイガー

製作・文/イタミテック

AMAKUNITECH ジェネシックガオガイガー
●発売元/ホビージャパン、販売元/コトブキヤ●14850円、発売中●約18cm●プラキット

ⓒサンライズ

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イタミテック

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