AMAKUNITECHより誕生した「ジェネシックガオガイガー」! 大ボリュームキットを成型色を活かしながら金属色を中心に塗装して仕上げる!【勇者王ガオガイガーFINAL】
2024.06.01その名はAMAKUNITECH! 成型色活かしでキットのパワーを引き出す
ホビージャパン発のプラキットブランド「AMAKUNITECH」より、第1弾アイテムとして『勇者王ガオガイガーFINAL』のジェネシックガオガイガーが発売と相成った。AMAKUNI機神版のジェネシックガオガイガーから形状や構造を可能な限り踏襲し、プラキットに落とし込んでいる本アイテム。「最強の破壊神」というワードを具現化したかのようなエッジの効いた造形と、ダイナミックなアクションが楽しめるキットに仕上がっている。イタミテックによる作例は、成型色を活かしながら金属色を中心に塗装する方式で製作。大ボリュームキットを現実的な作業量でよりグレードアップさせている。本記事を参考に、ぜひホビージャパン渾身のプラキットを楽しんでもらいたい。
■君達に、最新情報を公開しよう! (以下小林清志さんっぽく)
AMAKUNITECHジェネシックガオガイガーは質感の高い成型色が使用されており、一部のパーツには塗装もされている。そう、組むだけでファイナルフュージョン成功率は100%だ。本作例ではその成型色を出来るだけ活かし、さらにポイントを絞った追加塗装を行って完成度を高めてみた。これからキットを製作する勇者等のヒントになれば幸いである。
■これが、勝利の鍵だ!
ワンポイントのメタリック部分は、水性ホビーカラーの銀と色ノ源を混ぜて作った簡易メタリックで塗装した。この方法は市販されていない水性メタリック色を作れるのでとてもオススメである。
デカールは若干光沢があるため、黒の成型色と馴染ませるため半光沢でトップコートした。成型色の赤とガンメタ部分はデカールと光沢が近いのでトップコートしていないが、マークフィットスーパーハードを上塗りすることで定着力を高めている。段差をまたぐデカールにも、上塗りするだけでモールドに追従するぞ。
■あとは勇気(塗装)で補えばいい!
最新の成型色は確かに強力だ。だが、部分的にでもこだわりの色で塗装するのは模型の醍醐味だろう。個人的にDXロボット玩具が好きなので、金はボーンペイントのメッキ調塗装を施してみた。ウィルナイフなどは、サフレスで塗装後にパール塗装→光沢クリアーを上塗りし、白いスミ入れをすることで本体と質感の差を出している。ヘル・アンド・ヘブン用ハンドはアンダーブラックIIで光沢塗装し、特別感を演出した。
今回は合わせ目も消さず、組んで好きな部分だけ塗装しているが、大きな満足感を得られた。ぜひ君もこのキットを手に、君だけのジェネシックガオガイガーを完成させてほしい!
■ほかカラーレシピ
太モモなど=スターブライトシャンパンゴールド
指などガンメタ部=黒鉄色
目=レッドマイカ→蛍光ピンク
髪=蛍光イエロー+オレンジ→ハイライト部にトパーズゴールド
肩=スパーキングブルー
ウィルナイフなど=コバルトグリーン→プリズムパステルミントグリーンブルー
金部分=アンダーブラックII→ボーンアルム→フィニッシュクリアイエロー+レッド
オレンジ=アンダーブラックII→ボーンアルム→フィニッシュクリアオレンジ+イエロー
ホビージャパン ノンスケール プラスチックキット“AMAKUNITECH”
ジェネシックガオガイガー
製作・文/イタミテック
AMAKUNITECH ジェネシックガオガイガー
●発売元/ホビージャパン、販売元/コトブキヤ●14850円、発売中●約18cm●プラキット
ⓒサンライズ
イタミテック
「ストレスの少ない工作」をモットーに、簡単で効果的な改造方法をYouTubeなどで公開している。多彩な塗料の使い分けも得意。