HOME記事ガンダム超合金魂にガンダム登場! 変形・武装ギミック満点の最強機動ガンダムトライオン3を見よ! 監修・大張正己氏のコメントもお届け

超合金魂にガンダム登場! 変形・武装ギミック満点の最強機動ガンダムトライオン3を見よ! 監修・大張正己氏のコメントもお届け

2024.05.26

最強機動ガンダムトライオン3【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)

“最強機動”降臨!!!

 超合金魂ブランド初の「ガンダム」アイテムとして『ガンダムビルドファイターズトライ』より、サカイ・ミナトがビルドした「最強機動ガンダムトライオン3」が発売決定。超合金だからこその強度とこだわりギミックで、3機のトライマシンからトライオン3への完全変形を再現。各武装ギミックもすべて再現した驚愕のアイテムを撮り下ろし写真で紹介していこう。「ガンダムビルドシリーズ」各作品に関わり、本アイテムの監修も行っている大張正己氏からコメントも到着しているので、合わせてご覧いただきたい。

▲大きさは頭頂高で約20cm。トライオン3の基デザインは大河原邦男氏が手掛けているが、本アイテムではフォルムやディテール面で大張氏のデザインやメカ作画を意識したアレンジが加えられている。キラリと光る台座の「最強機動トライオン3」プレートも心がざわつく演出だ
▲頭部アンテナを掴んで投げる「ブーメランスタッガ」は迫力重視で大きくアレンジされたものが付属
▲脚部の「ラプターブレイカー」は各爪が可動。猛禽類の強靱な脚の力強さと爪の鋭さを感じさせる造形になっている

▲背面の「ダブルキャノネード」は基部に左右に開く可動が設けられている。設定画では垂直にポジションしているが、リクトライオンの前脚側面外装パーツを倒すことで、キャノンを開いてハッタリの効いたポージングが可能となる

▲ロケットパンチのごとく腕部を射出する「アームドブースター」は、後部の噴射エフェクトパーツが付属。このエフェクトパーツには魂ステージ差し込み用の3mm穴が開いている。「ヒートウイング」にもなるシールドのシャープな造形にもご注目

RM-01 リクトライオン

RM-02 ウミトライオン

RM-03 ソラトライオン

▲いっさいのパーツ交換なく3体のトライマシンに変形。リクトライオンではトライオン3の頭部がライオンフェイスの後部に収納され、アンテナがタテガミの一部に見えるようにアレンジ。ウミトライオンではマンタフェイスが合体時にしっかりと胴体に収納されるよう綿密な設計がなされている。ソラトライオンの複雑な脚部変形シークエンスは、基のZZガンダムの変形システムを熟知している読者諸氏なら、その難しさが想像しやすいだろう
▲専用ベースはアダプターパーツを使用することで、3体のトライマシンを同時にディスプレイすることができる
▲トライオン3といえば、やはり最強の必殺技「超咆剣ハイパーミノフスキー・トライザン」。プラフスキー粒子が高密度で凝縮したビーム刃を迫力の造形で再現。さらに、胸部のライオンフェイスから柄を取り出すシークエンスを再現する専用パーツも付属するというこだわりようだ。コデラはんの想い、ガンプラバトルを続けたいというチームの想い、その心をサカイ・ミナトが形にした「ガンプラ心形流」の真髄、とくと見よ!!

超合金魂オリジナルギミック!!

▲リクトライオン前脚側面外装パーツのダクトはソラトライオンの翼にあるダクトと同じ形になっている。つまり、ソラトライオン用のプラフスキーウイングをトライオン3形態で展開させることもできるのだ。また、設定にはないハイパー・ビーム・サーベルのビームエフェクトパーツも付属しており、劇中再現+αの楽しみ方ができるのも本アイテムの魅力だ

大張正己comment

●最初に企画を聞いたときの印象は?
「正気ですか!?」の一言に尽きました。嬉しいし、実物を見てみたいですが、本当に実現可能なのかと思いました。

●実物をご覧になってみて
 改めて超合金映えするデザインだったんだなと思いますね。リクトライオンのフェイスが金メッキなのもいいですね。ついにここまできた、という印象です。
 当時、「ガンダムビルド」の新シリーズで何がやりたいかをバンダイナムコフィルムワークス(当時サンライズ)の小川(正和)プロデューサーから聞かれまして、自分なりのアイデアを出させていただきました。そこから大河原先生にデザインしていただいたのですが、元々『ガンダムトライエイジ』に登場する「ガンダムトライゼータ」というオリジナル機体があり、こちらをベースに「ガンダムビルド」ならではの要素を盛り込んだのが「トライオン3」です。劇中の超合金リスペクトな演出や、発進シーンのネームプレートも実は私のアイデアです。登場回は責任をとって絵コンテや原画なども描かせていただいた思い入れのある作品ですが、なんといっても初めてガンプラのパッケージイラストを描かせていただいたのがトライオン3なので、緊張もしましたね。
『トライ』の頃はちょうど合体ロボ作品がなかった時代でもありましたので、これをガンプラのカテゴリーやガンプラを扱うアニメーションの中で表現することに意味があると思いました。まさに“ガンプラは自由だ”をある意味体現する機体ですね。『トライ』はシックスメンタッグマッチというバトル型式ということもあり、3人のビルダーが1体ずつガンプラを持ち寄って、それが合体するというのも作品に合っていますし、2作目ということで新しい表現をすべきとも思っていましたので、いろいろな想いが形になった作品でした。それが10年経った今、このようなアイテムにつながったというのが嬉しいです。

BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部comment

●商品化の経緯
 当初はMETAL BUILDシリーズとして企画がスタートしました。「ガンダムビルドシリーズ」が10周年を迎えるタイミングで何かできないか、METAL BUILDシリーズが今後10年、20年と展開していくなかで何か新しい可能性を模索できないか、という2本の道筋が交わるところがトライオン3ではないかと考えたんです。合体変形というギミック面やデザインアレンジの方向性がMETAL BUILDにマッチすると思い、企画をスタートさせました。
 実際に進めていくなかで、大張さんのメカデザインをオマージュしたアレンジやディテールを盛り込んでいったのですが、これは本当にMETAL BUILDで立体化して、量産にまで持ち込めるかというところで、いったん行き詰まっていたんです。

●METAL BUILDから超合金魂へ
 変形合体トイなので、パーツ同士の擦れによる塗装剥がれや色移りという問題が出てきました。変形合体をガシガシ楽しむアイテムなのに、フル塗装でマーキングも入るMETAL BUILDの仕様では、ちょっと遊ぶにもとても気を遣い満足に遊べないのでは、という意見が出ました。それならば、合体変形により適しており、ストレスなく遊ぶことができる超合金魂にシフトすることになったんです。

超合金魂 GX-113 最強機動ガンダムトライオン3

●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部●39600円、11月予定●約20cm

ⓒ創通・サンライズ

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