超合金魂にガンダム登場! 変形・武装ギミック満点の最強機動ガンダムトライオン3を見よ! 監修・大張正己氏のコメントもお届け
2024.05.26最強機動ガンダムトライオン3【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2024年7月号(5月24日発売)
“最強機動”降臨!!!
超合金魂ブランド初の「ガンダム」アイテムとして『ガンダムビルドファイターズトライ』より、サカイ・ミナトがビルドした「最強機動ガンダムトライオン3」が発売決定。超合金だからこその強度とこだわりギミックで、3機のトライマシンからトライオン3への完全変形を再現。各武装ギミックもすべて再現した驚愕のアイテムを撮り下ろし写真で紹介していこう。「ガンダムビルドシリーズ」各作品に関わり、本アイテムの監修も行っている大張正己氏からコメントも到着しているので、合わせてご覧いただきたい。
RM-01 リクトライオン
RM-02 ウミトライオン
RM-03 ソラトライオン
超合金魂オリジナルギミック!!
大張正己comment
●最初に企画を聞いたときの印象は?
「正気ですか!?」の一言に尽きました。嬉しいし、実物を見てみたいですが、本当に実現可能なのかと思いました。
●実物をご覧になってみて
改めて超合金映えするデザインだったんだなと思いますね。リクトライオンのフェイスが金メッキなのもいいですね。ついにここまできた、という印象です。
当時、「ガンダムビルド」の新シリーズで何がやりたいかをバンダイナムコフィルムワークス(当時サンライズ)の小川(正和)プロデューサーから聞かれまして、自分なりのアイデアを出させていただきました。そこから大河原先生にデザインしていただいたのですが、元々『ガンダムトライエイジ』に登場する「ガンダムトライゼータ」というオリジナル機体があり、こちらをベースに「ガンダムビルド」ならではの要素を盛り込んだのが「トライオン3」です。劇中の超合金リスペクトな演出や、発進シーンのネームプレートも実は私のアイデアです。登場回は責任をとって絵コンテや原画なども描かせていただいた思い入れのある作品ですが、なんといっても初めてガンプラのパッケージイラストを描かせていただいたのがトライオン3なので、緊張もしましたね。
『トライ』の頃はちょうど合体ロボ作品がなかった時代でもありましたので、これをガンプラのカテゴリーやガンプラを扱うアニメーションの中で表現することに意味があると思いました。まさに“ガンプラは自由だ”をある意味体現する機体ですね。『トライ』はシックスメンタッグマッチというバトル型式ということもあり、3人のビルダーが1体ずつガンプラを持ち寄って、それが合体するというのも作品に合っていますし、2作目ということで新しい表現をすべきとも思っていましたので、いろいろな想いが形になった作品でした。それが10年経った今、このようなアイテムにつながったというのが嬉しいです。
BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部comment
●商品化の経緯
当初はMETAL BUILDシリーズとして企画がスタートしました。「ガンダムビルドシリーズ」が10周年を迎えるタイミングで何かできないか、METAL BUILDシリーズが今後10年、20年と展開していくなかで何か新しい可能性を模索できないか、という2本の道筋が交わるところがトライオン3ではないかと考えたんです。合体変形というギミック面やデザインアレンジの方向性がMETAL BUILDにマッチすると思い、企画をスタートさせました。
実際に進めていくなかで、大張さんのメカデザインをオマージュしたアレンジやディテールを盛り込んでいったのですが、これは本当にMETAL BUILDで立体化して、量産にまで持ち込めるかというところで、いったん行き詰まっていたんです。
●METAL BUILDから超合金魂へ
変形合体トイなので、パーツ同士の擦れによる塗装剥がれや色移りという問題が出てきました。変形合体をガシガシ楽しむアイテムなのに、フル塗装でマーキングも入るMETAL BUILDの仕様では、ちょっと遊ぶにもとても気を遣い満足に遊べないのでは、という意見が出ました。それならば、合体変形により適しており、ストレスなく遊ぶことができる超合金魂にシフトすることになったんです。
超合金魂 GX-113 最強機動ガンダムトライオン3
●発売元/BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部●39600円、11月予定●約20cm
ⓒ創通・サンライズ