「HGプルタインガンダム」プルートアーマーをさらにシャープなシルエットに作りこむレビュー作例!『ガンダムビルドメタバース』
2024.05.06プルタインガンダム【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2024年6月号(4月25日発売)
9番目のプラネッツシステムをより鋭いシルエットになるようシャープに作り込む
ガンダム公式 YouTube チャンネル「ガンダムチャンネル」他にて配信中の『ガンダムビルドメタバース』より、ヒロトが使用する「プルタインガンダム」がHGキット化。コアガンダムII+にかつて太陽系の惑星だった「冥王星」の名を冠するプルートアーマーがドッキングした姿で、プラネッツシステムによるドッキングや各武装ギミックを再現している。キットレビュー作例はRyunzが担当。シルエットがもたらす鋭利な印象を高めて、さらにシャープな形状になるように作り込んだ。
今回製作したプルタインガンダムは、私としてはユーラヴェン、サタニクスに続く3作目のプラネッツシステム機体になります。このキットのコアガンダムは、これまでのIIからII+にバージョンアップした結果、頭部パーツとコアフライヤーの翼形状が変更になっています。かなりチートな性能を持つプルートアーマーは刺々しいデザインなので、とにかく尖らせる方向で製作しました。
■コアガンダムII+
頭部:コアガンダムIIと違いフェイス部分が頭部パーツと一体化していたので、切り離して別パーツにしています。アンテナは長いほうが好きなので、真鍮線を使って思い切り伸ばしています。また、前後長が短く感じたので延長しつつ、フェイスパーツを後ハメ化しました。ダクトは市販品に置き換え、頭頂部の前後カメラはキットのクリアーランナーを加工したものでディテールアップ。これだと額や胸のクリアーパーツと色味を合わせることができるのでお勧めです。
胴体:コアガンダムは頭の大きさに対して若干首が短い印象があります。特にコアチェンジ後はその印象が強くなるので、0.5mm延長しました。また、首後ろの肉抜き穴は首パーツ自体を囲うようにプラ板でカバーを製作しました。
武装他:バックパックの裏側の肉抜きはプラ板でフタを製作。ビームサーベルは先端が丸まっているのでパテ盛りでエッジを出しました。コアフライヤーの翼端は真鍮線を使って先鋭化し、基部の肉抜きはエポパテで埋めています。
■プルートアーマー
アンテナは瞬間接着パテで先鋭化させています。胴体アーマーは一部にスジ彫りを追加。腰部前後アーマー裏はプラ板とパテで埋めています。脚部はヒザとふくらはぎ外側に付くパーツを先鋭化。つま先はパテ盛り後にエッジ出し。靴裏は設定画を参考に肉抜きを埋め、かかとのスラスターは市販パーツで製作しています。ブレイクロウフェザーはプラ板で延長&先鋭化。インフォーチュンサイザーは3つの刃をプラ板で、石突を真鍮線で先鋭化させました。
■塗装
紫=エヴァ ナイトパープル
青=風群青
緑=エメラルドグリーン
白=Ex-ホワイト
黒=Ex-ブラック
関節=ダークアイアン&メタリックグレー
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード”
プルタインガンダム
製作・文/Ryunz
HG プルタインガンダム
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2530円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
ⓒ創通・サンライズ
Ryunz(リュンズ)
細部まで行き届いた丁寧な工作ときっちりした塗装を得意とする。猫と車が好き。