GBWC 11th 日本大会 優勝・準優勝作品を撮り下ろし&受賞者インタビュー!【ガンプラ】
2024.03.28ガンプラファンコミュニティ BUILDERS NOTE 【バンダイナムコエンターテインメント】 月刊ホビージャパン2024年5月号(3月25日発売)
先日期間限定で公開された「ガンダムメタバース」! そこで展示されていた作品については、ホビージャパンが製作した特撮や解説記事なども合わせて楽しめるようになっていた。
そこで! 見逃した皆様のために、GBWC入賞者の作品の特撮&インタビュー記事をお届け!
特務仕様にカスタマイズしたジェガンをディオラマで製作!
オリジナルの設定で、対大型サイコマシーン用の特務仕様ジェガンおよび出撃直前の艤装時の情景を想定し製作。敵機から奪ったサイコフレームの破片を、突貫作業でコクピット部に取り付け、周囲にはサイコフレームを剥がされる機体の残骸や作業機械等を配置し、格納庫内の喧騒を表現した作品となっている。
——第11回GBWC日本大会の優勝を飾った本作品ですが、morishさんなりにこだわったポイントを教えてください。
ベースの機体(HGスタークジェガン)の良さが消えないように色の組み合わせやパーツの選択にこだわっています。
——きれいな塗装面で塗り分けも非常に丁寧な作品ですが、塗装はエアブラシを使っているのでしょうか?
いえ。基本塗装は缶スプレーで、細かい部分は筆塗りで塗装しています。均一に塗装できるエアブラシもいつかやってみようと思っているのですが、しっかりした環境が整っていないのでまだ試せていません。今は限られた環境でできる限りの模型製作をしています。
——缶スプレーでこれだけの塗り分けとなると、製作はかなり大変だったのではないでしょうか?
そうですね。特に天気予報(気候と気温)はいつもチェックして塗装しています。ベランダで塗装しているので、夏は暑くて虫は寄ってくるし、冬は寒くてどうしようもないし……という感じです(笑)。ただ、今はプラモを作ることが習慣になっているので、大変ではありますが特段苦もないですね。
BANDAI SPIRITS 1/144スケールプラスチックキット“ハイグレードユニバーサルセンチュリー”スタークジェガン使用
RIGGING 艤装
製作・文/morish/もりっシュ
森の奥地に現れる“魔導兵器”を緻密なディオラマで顕現させる!
「森の奥に現れる伝説の女王(魔導兵器)」というコンセプトでHG 1/144ガンダムエアリアルをカスタマイズ。本体の 造形はもちろん、ディスプレイ用のディオ ラマや使い魔も見事な仕上がりだ。魔女らしいスカートや袖、宝珠のようなパーツから指先の造形まで細かいこだわりが随所に詰まっている。自然の中から巨大な神々しいモビルスーツが現れる瞬間が切り取られたような作品となった。
——今回受賞してみていかがでしたか。
受賞したときは相当嬉しかったのですが、同時に2位という悔しさもありました。でも、今回作品をスキャンしてもらったり、ガンダムメタバースで作品を見てもらえることになったことで、改めて受賞の嬉しさを実感できました。
——台座にアクションベース1が使われていますが、こういったユニークな発想はどのように生まれたのでしょう?
アクションベースのアイデアはGBWCのルールを読んで発想しました。今までアクションベースを改造して台座にしている人を私はあまり見たことがなかったので、どうせなら誰もやったことがないことをしようと考えていました。
——ミキシングのパーツの選び方から、台座のウェザリングまで非常に多用な表現で出来上がった本作ですが、普段こういったアイデアはどのように得ているのでしょうか。
まず私のミキシングは核になる1パーツから始まることが多いんです。「このパーツはこういうことができるのではないか?」という想像がどんどん膨らんで、それに応じて付けたり削ったりをしています。
BANDAI SPIRITS 1/144スケールプラスチックキット“ハイグレード”ガンダムエアリアル使用
女王の試練
製作・文/ハス寝る
ビルダーズノートならすべて読めます!
今回掲載したGBWCの入賞作品記事やモデラーインタビュー以外にもさまざまな作品解説記事を公開。ぜひサイトにアクセスし、あなたの今後の製作の参考にしてみてほしい。
「ビルダーズノート」とは?
「ビルダーズノート」はバンダイナムコエンターテインメントが運営する公式ガンプラコミュニティ。 ガンプラファンが集まり、日夜さまざまな作品が投稿されている。
▶「ガンダムメタバース」展示作品のアーカイブはこちら!
© 創通・サンライズ © 創通・サンライズ・MBS