下町の芸術祭「きらめき彫刻祭」より、「半澤美術展」「朝倉彫塑館」2会場の展示風景をお届け
2024.02.26東京の文京区東部から台東区西部にかかる谷中、根津、千駄木を総じて「谷根千(やねせん)」と呼ぶことをご存じだろうか? 古くからある街並みが下町らしい風情を感じさせるここ谷根千エリアで、総勢31名のキュレーター&アーティストによる「きらめき彫刻祭」(2024年2月10日~25日)が開催された。本展は2023年開催の「うららか絵画祭」に続く芸術祭であり、今回は気鋭のアーティスト陣による造形作品の展示が主となった。ここでは11会場の中から、「半澤美術展店」と「朝倉彫塑館」の2会場で展示された作品をレポートしていく。
半澤美術店
半澤美術店では造形作家集団・GOLEMのメンバーでもある石野平四郎氏、植田明志氏、蔦本大樹氏、中西宏彰氏、森田悠揮氏、米山啓介氏ら6名の作品を展示。きらめき彫刻祭と同時期に開催されていた立体造形展「GOLEM Ph2」の記事もあわせてぜひご覧いただきたい。
植田明志
中西宏彰
石野平四郎
蔦本大樹
森田悠揮
米山啓介
朝倉彫塑館
朝倉彫塑館では北山翔一氏、石川洋樹氏、井田大介氏、大森記詩史氏、木本諒氏ら5名による作品を展示。作家たちの私物も交え作品群はあえてランダムに配置されており、異国に迷い込んだかのような印象を与えた。