立体感を重視した塗装!「ルミティア」の翼や衣装をディテールアップ、プラ棒を使用したヘアアレンジにも注目【アルカナディア】
2024.02.07立体感を重視した塗装で翼や衣装をディテールアップ
ファンタジーチックなビジュアルにSF設定を盛り込んだコトブキヤのガールズプラモシリーズ『アルカナディア』。
ここでは第1弾のルミティアを形状はそのままに、専用クリアーパーツを用いつつディテールアップした作例をご紹介します。衣装や翼のパール感をより強調した塗装に加え、髪パーツを追加するなど見映えに注力するテクニックを詰めたものに仕上がりました。
アルカナディア ルミティア
●発売元/コトブキヤ●6930円、発売中●約17cm●プラキット
女の子プラモ専門誌刊行!
私が2015年にホビージャパンエクストラにてFAガール轟雷の作例を製作させていただいてから8年、ガールズプラモというジャンルが浸透し専門誌が出るまでに大きくなりました。今回のルミティア、プライベートではなかなか製作できませんでしたので念願叶いました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
製作
合わせ目消し中心のストレート組みを行っていますがアレンジとしてプラ素材による髪の追加にトライしています。パッケージを参考に0.5mm幅極細プラ棒を使用し顔まわりに4本髪の毛を追加。眉間近くに1本入れただけでかなり印象が変わります。
サイド部分はゆるくウェーブした感じが理想で、クセをつけてみたのですが…戻ってしまいますね。エアブラシ塗装中も風圧で折れるのでは、と緊張していました。腰部は後ハメ加工していますが、やらずに組んで合わせ目を消し、黒インナー部分をマスキングして塗装でもよかったのかなと思います。
ウィライズモードの太ももはレース部分の合わせ目消し→塗装→後ハメ効果により最後の組立てまで楽に作業ができました。ヒザの黒い三角部分は後ハメ加工はせず、塗装は筆塗りにて対応。エングレービングを跨いで合わせ目がありますので接着剤の塗布しすぎにご注意です。
塗装
肌は影色となるピンクサフを完全発色させると少々キツい陰影になると感じ、吹きつけを控えめにして色味調整。混色したフレッシュ塗装後、ムーンストーンパール→フラットクリアープレミアムにて仕上げています。
その他白部分の塗装手順は翼と同じ、黒部分はダークアイアン、首元リボンは筆塗り対応。金色はシャンパンゴールド、細部はエナメル塗料のチタンゴールドを筆塗りです。
天使型ディアーズ完成
コトブキヤショップ購入特典の特別カラーランナーを入手できたのでこの機会に使用しました。轟雷製作時からずっと追っておりますが、参入メーカーも増えて可動構造、衣装や装備の再現度、顔も表情を含めますます可愛くなっています。
アルカナディアは4人目のエレーナが控えております。この先ガールズプラモがどのように進化して、また新たなキャラクターが登場してくるのか楽しみにしております。
コトブキヤ ノンスケールプラスチックキット “アルカナディア”
ルミティア
製作・文/吉村晃範(JUNE ART PLANNING)
アルカナディア ルミティア
●発売元/コトブキヤ●6930円、発売中●約17cm●プラキット
ガールズプラモスタイル#01
2,420円(税込)
Ⓒ KOTOBUKIYA
吉村 晃範(ヨシムラアキノリ)
ガールズプラモからメカものまで、キャラクターキットを中心に広いジャンルで活躍するマルチモデラー。