【ガンダムSEED】フリーダムガンダムをプロトタイプのイメージで大幅カラーアレンジ!
「ガンダムフォワードVol.13」より
2024.01.31
ガンダムフォワードVol.13
全体的に彩度を落としたカラーで
プロトタイプ的なイメージに仕上げる
ジャスティスと同じくGAT-Xシリーズから得られたデータを基にザフトが開発した試作MS「ZGMF-X10A フリーダムガンダム」。本機もニュートロンジャマーキャンセラーを内蔵した核動力搭載機であり、ジャスティスと並ぶC.E.71におけるトップクラスの戦闘力を持つMSである。本機は通常のビームライフルに加え、プラズマ収束ビーム砲や実体弾を撃ち出すレール砲など多彩な火器を搭載しているが、これらを有効に機能させているのが「マルチロックオンシステム」である。これにより単機で多数の敵機に対して同時に攻撃を行うことができるのが強みと言える。パイロットはキラ・ヤマトが務める。キットは2004年に発売となったMGフリーダムガンダムからフルモデルチェンジが行われたVer.2.0で、高密度なディテールとメリハリのあるプロポーションが特徴。作例はurahana3が担当。今回はカラーリングを大きくアレンジ。本機が試作機であることに着眼し、MSV的なプロトタイプをイメージして全体的に彩度を落としたカラーで仕上げている。
フリーダムガンダムの製作を担当しましたurahana3です。実はフリーダムガンダムの作例は2回目で、前回はホビージャパンエクストラでの掲載でした。
そのため、今回は趣向を変えまして、何か違ったフリーダムを製作できないかと思い、「フリーダムガンダムのプロトタイプがあったら」というif設定で製作してみました。前回製作した際にできなかったことがあったので、今回はそれを盛り込んでいます。全身各所に細かなモールドが彫られているキットですが、過剰に感じられる部分は埋めたり削ったりしてプレーンな面を増やしています。
肩アーマー上部を浮いたように見せる改修をして、立体感を持たせています。一部開口してジャンクパーツを埋めるなどディテールアップしていますが、基から入っている細かなモールドは逆に消してプレーンな面に修正しています。ほかにも各部でモールドを消していますが、残すモールドの彫り直しや面出しはしっかり行い、ラインがくっきりするように仕上げています。
カラーリングはプロトタイプということで彩度を落とし、全体的に暗めの調色にしながら色数も少なくしています。要所要所に配した金属色は逆によいアクセントになり、華やかさも持たせています。
デカールもフリーダムの特徴的なものは廃し、あくまで試験機的な表現に留めました。派手さはないながらも、元キットの持つスタイルが際立っている仕上がりになったと思います。このような方向性もあるということで、新しい形の作品を提供できたらとても嬉しいです。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット“マスターグレード”フリーダムガンダム Ver.2.0使用
ZGMF-X10A フリーダムガンダム
製作・文/urahana3
詳しい製作方法が知りたいところですが本記事ではここまで。詳しくは、現在好評発売中の「ガンダムフォワード Vol.13」に掲載中です! コチラでは、『機動戦士ガンダムSEED』を特集。今回ご紹介した「MG フリーダムガンダム」の作例を始めとした『ガンダムSEED』ストーリー後半登場MSに作例を多数掲載。また、現在話題沸騰の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の最新情報もお届けしています。
ストーリー前半にスポットを当てた「ガンダムフォワード Vol.13」と併せて、ぜひお手に取ってご覧ください!
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urahana3(ウラハナサン)
独特な感性に基づいた塗装で、美しくメリハリのある仕上げを得意とする主婦モデラー。