ジェターク社旧型MSをスクラッチで製作!
「フォルドの夜明け」がプラント・クエタを襲撃する際に使用したジェターク社製MS「MD-0021 デスルター」。旧型ではあるものの汎用性に優れており、第11話および第12話での活躍から、プラキット化を望む声が高いであろう本機を仲井望がスクラッチで製作。一部に同じくジェターク社製であるHGダリルバルデのパーツを使用しつつ、大半をプラ材とエポパテからの新造で完成させている。
▲前腕固定武装のヒートナイフは差し替えで展開状態を再現可能とした
▲脚付け根はキットに市販パーツを組み合わせ、ヒザ関節はプラ板+KPSランナーにABSユニットを組み合わせて製作。引き出すことで可動範囲が広がるようにした。太モモとスネ、つま先はエポパテからの削り出しで、かかとはプラ板の箱組みにエポパテを盛って製作。足首関節はプラパイプの組み合わせで、靴裏のバーニアモールドは市販パーツを使用
▲アサルトライフルはプラ板の箱組みとバレル先端にプラパイプを使用。ベルタブラードはプラパイプの組み合わせにエポパテとプラ板で細部形状を再現。弾頭は先端部のみ再現している。シールドはエポパテから製作し、マガジンとマウント部はプラ板から製作。外側の差し替えで一般機用とオルコット専用機用を再現できるようにした。コンテナとグレネードランチャーはプラ板の箱組みから製作し、コンテナの弾頭部は市販パーツとプラパイプで再現
■ジェターク社の旧型モビルスーツ
ディランザの前世代機にあたる、ジェターク社製のMSデスルター。劇中ではシャディクの手引によって「フォルドの夜明け」がプラント・クエタ襲撃に使用。巻き込まれたグエルにとってはその後の運命を決める重要な機体として登場しました。しかし、キット化は現時点ではアナウンスされておらず、ここはスクラッチモデラーの出番ということで製作させていただきました。作例はオルコット専用機と一般機を差し替えで再現。ジェターク社製の共通部分はなるべく残す方向で、HGダリルバルデから関節と腹部パーツを流用し、あとはプラ材+エポパテからの自作で製作しました。なお、左右対称パーツは複製して対応しています。
■塗装
主にMr.カラー、ガイアカラーを使用。ほぼ設定画に準じています。
緑=ダークグリーン+RLM82ライトグリーン+ピュアホワイト+ウイノーブラック(少量)
グレー=RLM82ライトグリーン+マホガニー+ウイノーブラック
黄=キアライエロー+上記グレー(少量)
メインカメラ=イエローFS13538+オレンジ+ピュアホワイト
ベルタブラード内部ほか=Mr.フィニッシングサーフェイサー1500グレー
仕上げにスーパークリアーIII+フラットクリアーでツヤを整えて完成です。
1/144スケール スクラッチビルド
MD-0021 デスルター
製作・文/仲井望
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